音楽の捧げもの(J.S.Bach作曲、Musical Offering、 BWV 1079)聖書のみことば との関連midi ファイル)
                                                                2015 11 7  (・・・ ヨベルの年のラッパ)



  第1曲  3声のリチェルカーレ:   『天地創造(再創造)』

   ・ 提示部(1−31小節) ・・・ 「そのとき、神が 「光よ。 あれ。」と仰せされた。 すると光ができた。(光 = シャカイナ・グローリー(聖光))」(創世記1:3)

   ・ 主調再現部(141−177小節) ・・・ 「そして神は、「われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろう。 そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはう すべてのものを支配させよう。」と仰せられた。(第6日・人間の創造)」(創世記1:26)

   ・ 終結部(177−185小節) ・・・ 「それで 神は、第七日目に、なさっていた わざの完成を告げられた。」(創世記2:2)




  第2曲  無限カノン:   『堕罪』

   ・ ・・・・・  「わたしは、おまえと女との間に、また、おまえの子孫と女の子孫(単数・キリストの事)との間に、敵意を置く。 彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは(実に)、彼のかかとにかみつく。」(創世記3:15)
   ・ ・・・・・  「見よ。 人は われわれのひとりのようになり、良し悪しを知るようになった。(原罪)」(創世記3:22)


  第3曲 a 逆行カノン(=蟹のカノン(時間的に対称)): 『エデンの園からの追放』

   ・ ・・・・・  「エデンの園の東に、ケルビムと 輪を描いて回る炎の剣を置かれた。」(創世記3:24)

       b 同度カノン:   『ノアの洪水』

   ・ ・・・・・  「そこでは、「わたしの霊は、永久には人と争わないであろう。 それは人は肉にすぎないからだ。 それで人の齢は、百二十年にしよう。(120年後に洪水で滅ぼす の意)」と仰せられた。」(創世記6:3)
           「ノアの生涯の六百年目の第二の月の十七日、その日に、巨大な大いなる水の源が、ことごとく張り裂け、天の水門が開かれた。そして、大雨は、四十日四十夜、地の上に降った。」(創世記7:11)

       c 反行カノン:   『バベル(混乱)、拡散』

   ・ ・・・・・  「さあ、降りて 行って、そこで彼らのことばを混乱させ、彼らが互いに ことばを聞くことができないようにしよう。」(創世記11:7)

       d 反行の拡大カノン:  『アブラハムとの契約(旧約)』

   ・ ・・・・・  「そして、彼を外に連れ出して仰せられた。 「さあ、天を見上げなさい。星を数えることができるなら、それを数えなさい。」 さらに仰せられた。 「あなたの子孫(種(単数)・キリストの事)は このようになる。 彼は を 信じた。 は それを 彼の義と認められた。(信仰義認)」(創世記15:5、6、 ローマ4:3)
           「わたしは、この、わたしの契約を あなたと結ぶ。 あなたは多くの国民の父となる。」(創世記17:4)

       e 螺旋カノン:   『モーセ、出エジプト、律法』

   ・ ・・・・・  「パロのところに行け。わたしは、彼とその家臣たちを強情にした。 それは、わたしが わたしのこれらのしるしを彼らの中に、行うためであり、・・・・ わたしが(ヤハウェ ← イヘイェー = 永遠の昔も、今も、永遠の未来までも 『彼は 在る』 という者)であることを、あなたがたが知るためである。」(出エジプト10:1、 黙示1:8、4:8、 出エジプト3:14(エヘイェー・『私は在る』)、ヨハネ8:24)
           「あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。 ・・・・・ 」(出エジプト20:2−17)


  第4曲  5度のフーガ・カノニカ:  『預言者、ダニエルの終末預言(二重預言)』

   ・ ・・・・・  「第四の獣は地に起こる第四の国。 これは、ほかのすべての国と異なり、全土を食い尽くし、これを踏みつけ、かみ砕く。 ・・・・ 彼は 時と法則を変えようとし、聖徒たちは、ひと時と ふた時と 半時の間(=終末の 後3年半)、彼の手にゆだねられる。 しかしさばきが行われ、彼は永遠に絶やされ 滅ぼされる。 ・・・・ 」(ダニエル7:23−27)




  第5曲  6声のリチェルカーレ:   『救い主イエス・キリストのご生涯、十字架と復活


  ・ 主要提示部(1−39小節) ・・・ 『降誕』  「ひとりの みどりごが、私たちのために生まれる。 ひとりの男の子が、私たちに与えられる。 主権はその肩にあり、その名は 「驚くべき助言者、勇士の神、永遠のわが父、平和の王子」 と呼ばれる。」(イザヤ9:6)

  ・ 第1間奏部(40−47小節) ・・・ 『公生涯の開始』  「こうして、イエスはバプテスマを受けて、すぐに水から上がられた。 すると、天が開け、神の御霊が鳩のように下って、自分の上に来られるのをご覧になった。 また、天からこう告げる声が聞こえた。 「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ。」」(マタイ3:16、17)

  ・ 反復部1・第2間奏部(48−57小節) ・・・ 『しるしと不思議を伴う宣教』  「時が満ち、神の国は近くなった。悔い改めて福音を信じなさい。」(マルコ1:15)、 「捕われ人には赦免を、盲人には目の開かれることを告げるために。 しいたげられている人々を自由にし、主の恵みの年を告げ知らせるために。」(ルカ4:18)

  ・ 反復部2・第3間奏部(58−65小節) ・・・ 『十字架の死と 復活の予告』  「その時(変貌山)から、イエス・キリストは、ご自分がエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえらなければならないことを 弟子たちに示し始められた。」(マタイ16:21)  「このためにこそ、わたしはこの時に至ったのです。」(ヨハネ12:27)

  ・ 反復部3・第4間奏部(66−71小節) ・・・ 『エルサレム入城』  「ホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。イスラエルの王に。」(ヨハネ12:13)  「見よ。 あなたの王が あなたがたのところに来られる。 ・・・ へりくだって、ろばに乗られる。 ・・・」(ゼカリヤ9:9) ・・・ 誰も乗ったことのないろばは 暴れて乗れたものではないのに、イエス様が乗って入城したので 皆 拍手喝采だった。

  ・ 反復部4(72−76小節) ・・・ 『ゲッセマネの祈り』  「父よ。 みこころならば、この杯をわたしから取りのけてください。 しかし、わたしの願いではなく、みこころのとおりにしてください。」(ルカ22:42)

  ・ 第5間奏部(77−85小節) ・・・ 『捕縛・十字架の死・パラダイスでの あかし』  (82小節) ・・・ 「完了した」(ヨハネ19:30)、 「父よ、御手にゆだねます」(ルカ23:46)

  ・ 反復部5・第6間奏部(86−98小節) ・・・ 『復活・顕現』 ・・・ 「まことに、あなたは、私のたましいをよみに捨ておかず、あなたの聖徒に墓の穴をお見せにはなりません。」(詩篇16:10)、  「平安があなたがたにあるように」(ヨハネ20:19)

  ・ 終結部(反復部6)(99−103小節) ・・・ 『昇天』  「あなたがたを離れて天に上げられた この イエスは、 天に上って行かれるのを あなたがたが見たときと同じ有様で、また おいでになります。」(使徒の働き1:8)




  第6曲  2声のカノン:   『真のキリスト者と 偽のキリスト者 の展開』


  第7曲  4声のカノン:   『終末・主の再臨(救いと さばき)』

   ・ ・・・・・  「だが、これらの日の苦難に続いてすぐに、太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は天から落ち、天の万象は揺り動かされます。 そのとき、人の子のしるしが天に現れます。 すると、地上のあらゆる種族は、悲しみながら、人の子が大能と輝かしい栄光を帯びて 天の雲に乗って来るのを見るのです。 人の子は 大きなラッパの響きとともに、御使いたちを遣わします。 すると御使いたちは、天の果てから果てまで、四方から その選びの民を集めます。」(マタイ24:29−31)
          「見よ、彼が、雲に乗って来られる。 すべての目、ことに彼を突き刺した者たちが、彼を見る。 地上の諸族はみな、彼のゆえに嘆く。 しかり。アーメン。」(黙示1:7)


  第8曲  トリオ・ソナタ 第1楽章: 『キリスト者の救い』

                 第2楽章: 『キリスト者の成長・戦い』     通奏低音部

                 第3楽章(トランペット): 『千年王国(キリストの地上支配)』 ・・・ 「彼らは (父なる)神と キリストとの 祭司となり、キリストとともに、千年の間 王となる。」(黙示20:6)、 「主の御前では、一日は千年のようであり、千年は一日のようです。」(Uペテロ3:8、 天地創造時の第7日目の1日 = 全7000年の最後の1000年に対応)、  千年王国は レビ記の「仮庵」に相当(レビ23:34−、千年王国でさえ仮庵に過ぎない)

                 第4楽章: 『最終末』 ・・・ 「しかし、千年の終わりに、サタンはその牢から解放され、地の四方の民、すなわち、ゴグとマゴグを惑わすために出て行き、戦いのために彼らを招集する。」(黙示20:7、8)   通奏低音部

                     (第1〜第4楽章連続


  第9曲  反行の無限カノン:  『新天新地、永遠』    チェンバロ部分

    ・ ・・・・・  「見よ。 神の幕屋が 人とともにある。」(黙示21:3)、 「もはや、のろわれるものは何もない。 神と 小羊との 御座が 都の中にあって、そのしもべたちは神に仕え、神の御顔を仰ぎ見る。」(黙示22:3)、 「見よ。まことに わたしは 新しい天(男・複)と 新しい地(女・単)を 創造する。 先のことは思い出されず、心に上ることもない。」(イザヤ65:17)
  「「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな。 神であられる主、万物の支配者、 昔いまし、常にいまし、後に来られる方。」」(黙示録4:8) ・・・ 御使い(礼拝天使)は、自分が造られたときから神の御座の周りを飛び交っているのに、御座を一周するたびに、今まで一度も見たことのない 神の新しい栄光を垣間見るので、驚愕のあまりこのように叫び続けている!


           第1 〜 5曲(連続) (80kB, 26.5min)         第6 〜 9曲(連続)(125kB, 25min)




  (筆者追記)

  ・ J.S.Bachの信仰は、敬虔な プロテスタントのルター派。 音楽家の一大家系で、息子たちも音楽家。 バッハが書いた宗教曲の楽譜の冒頭には必ず、J.J.(Jesu,juva、イエスよ、助けたまえ)、終わりには、S.D.Gl.(Soli Deo Gloria、神にのみ栄光を、と署名されています。

  ・ 音楽の捧げ物 の主題テーマ (Thema Regium) は、フリードリッヒ2世(大王)から与えらとされますが、バッハの「信仰」から、この曲集は直接的には「神」への捧げ物だったと推測されます。 そして「王の主題」の「王」とは、キリストです。

  ・ 「彼らが黙れば、石が叫ぶ。」(ルカ19:40)  ・・・ 半導体(=石)増幅器の音響機器、パソコンなどが普及する時代となった。 midi は、MP3等に比べファイルサイズが小さく、HPにUPするのが容易、しかし midi 音源の音質が制限され、思ったような音が得られないデメリットがあります。(* 上記音源は、ヴァイオリン等の代わりに「ストリングス」を用いています)
    主は「ことばの神」(ヨハネ1:1)。 デジタル音楽の入力は すべて、源泉性の最も高い(=エントロピーの最も低い)、具体的な”言葉”です。 また、情報が世界中に広がるインターネットの時代。(ダニエル12:4)

  ・ 圧縮ファイルの解凍  ・・・  バッハの原譜は、音楽の捧げ物の場合、第2、第3a−e、第6、第7であり、これらに対してそれぞれ 解決譜がある。(バッハのオリジナルの原譜では、10曲の『謎のカノン』で演奏者に”謎かけ”をしています。)

            ”原譜”  →  (一般的な楽譜の)”解決譜(Realisation)”  →  それぞれのアーティストによる ”解釈(Interpretation)”  の流れ

  (* 上記のキリスト教的解釈の 音楽部分は、  音楽の捧げ物の場合、 カール・ミュンヒンガー(Karl Munchinger): 弦楽で演奏する解釈、  半音階的幻想曲とフーガは、 カール・リヒテル(Karl Richter) を元に行いました。リヒテルはルターの最後の文言の紙片をいつも持ち歩いていた。)

  ・ メンデルスゾーン  ・・・  キリスト教に改宗したユダヤ人音楽家。親が銀行家で金持ち。 バッハの死後 忘れ去られていた彼の音楽を、もう一度世に紹介した。 一度死んでから、復活へ。

  ・ 人間の赤ん坊の最初の産声は ラの音(世界共通)  = Aの音(440Hz(通常)、or 444Hz)、 オーボエの音は狂いが無いため、この音はオーケストラの調整の基準音になっている。 ・・・ 人が最も聞き取りやすい音程、がん細胞を殺すといわれる振動数(?)   (上記のカノンは コールアングレ(イングリッシュホルン)の音程)

  ・ ベートーベンも 晩年、バッハを研究し、特に 半音階的幻想曲とフーガから学んだそうです。 バッハの霊性が彼に流れてきて、その成果が 弦楽四重奏曲第14番などに現れています。この第1楽章はフーガ形式。 彼は、バッハは小川(bach=”小川”の意味)ではなく、大海である、と言った。
  弦楽四重奏曲第14番(Op.131、第1−7楽章)の私的解釈は、  『救い、救いの喜び』(1、2楽章)、『キリスト者の成長、信仰の試練』(4)、『聖霊によるリバイバル』(5)、『終末の迫害、主の再臨』(7)、(3と6は短い間奏曲)


  (midi ファイル)

  § 主の喜びのイメージ曲:  J.S.Bach ヴィオラダガンバ ソナタ 第1番(BWV1027):  (詩篇23 「主は私の 羊飼い」、 マラキ4:2 「義の太陽といやし」)
                  第1楽章第2楽章第3楽章第4楽章   (第1〜4楽章 連続 68kB, 12min)   (2016 12月)

     Bach  ピアノ協奏曲第5番第(2〜)3楽章 32kB, 4.5min (BWV1056)

     Bach オルガン曲 ”目覚めよと呼ぶ声が聞こえ” 10kB, 4min (BWV645) : 聖歌139 『さめよ日はちかし』. 1 覚めよ日は近し 見張り人は叫ぶ. 人々備えよ  いでよ時近く. 門口に至れり 花婿ぞ来たる.  疾(と)く掲げよ 汝(な)がともし火. ハレルヤ! 待ちこがれし主を. 喜び迎えよ.   ・・・・・ 「再臨の贖いの日」(マタイ25:6)


    § キリストの十字架と復活のイメージ曲: J.S.Bach 半音階的幻想曲(十字架)フーガ(復活・再臨) (BWV903) (2006)
    § 聖霊行伝(パウロの伝道・書簡、終末のリバイバル):イタリア協奏曲第1楽章第2楽章第3楽章 、(1−3連続)italian concerto(BWV971)(2015 11月)


  (midi → MP3) NEW

     半音階的幻想曲とフーガ BWV903 (MP3)      イタリア協奏曲 BWV971 (MP3)



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