(3) 参考とすべき主の器たち
現在、世界には多くの主の器が立てられ、さまざまな国で多様な方面において、主の御用のために用いられている。
しかし、私は思うのである。正直言って、だれが何をして、どう言っているか、ということを追い求めるのはあまり好きではない。確かに彼らは主の器であり、それぞれの個性があり、召しがあり、賜物があり、立派な働きをしているし、もちろん、私は彼らを尊敬している。しかし、どうせ参考にするならば、私たちが本当に最後まで落ちないでリバイバル状態を保つために、安心して見ていることのできる器から、混乱なく単純明快に学びたいと思う。時は近づいているし、私たちが生涯に出来ることはわずかだからである。
もちろん、それぞれのクリスチャン人生の節目節目で、何人かの御心の主の器に導かれるだろうし、それはそれで学んで行けば良いと思う。
しかし、器から学んで信仰と時代の流れをとらえると同時に、何よりも、主との個人的な交わりと聖書が基本であることを忘れてはならない。
(参考)
基本的な聖霊の流れの中心となっていると思われる器:
・ ダビデ・チョーヨンギ(信仰): 韓国における戦後の混乱期のほとんど無(天幕伝道)の状態から、ただ主に聞き従う信仰によって、世界最大の教会(現80万人、ヨイド教会、国会議事堂の前の一等地にある大きな教会を建設)へ成長させた。各国、各宗派への信仰の教理への影響大。知恵・知識と預言の賜物による集会でのいやしの働きは日本でもくり返し行われた。現在、海外では主にドイツで御奉仕中。 著書:”第四次元”。
・ ハンター夫妻(いやし): 世界中特に著しく、かつ、体の全般的な部分のダイナミックないやしが起こり(人々の見ている中で、ガンを吐き出し、車椅子から立ちあがり、手足が伸びるなどの再生が起こる)、非常に開放的な働きをしている。(ご高齢でありながら現在もわざが起こっているそうである。) 著書: ”病人をいやす秘訣”。
・ リック・ジョイナー(預言): 米国の公的な預言者の群れの代表であり、ポール・ケイン、フレッチャーなどもそこに所属している。(ロナルド・サーカの師ビルハモンはそこから出た人) 特徴としては、1. 吟味の体制がしっかりしていて、最も慎重に預言を語る。(個人預言さえも預言者2人で行ない、御霊の一致を確認する。) 2. へりくだりを強調。 3. 単独の預言者よりも預言者の群れの形態であるほうが旧約・新約共に聖書的で安全。
著書: ”ファイナルクエスト”、”天国からのメッセージ”(’00、7)など。
モーニング・スター・ミニストリーズ主宰。 ・・・ http://www.morningstarministries.org
(個人的に気になる器):
・ イリエ・コロアマ(イリエ=エリヤ) および、モーリス・セルーロ(モーリス=モーセ): 両氏とも、ユダヤ人の預言者でカリスマ運動の預言者の先駆者的存在。
・ 本田弘慈 : 私の尊敬する日本の福音派の大衆伝道者。 彼は、大きなクルセードで毎回、同じワンパターンなメッセージを語っていた(私の名前の”弘”は”弘法大師”の弘です、とか、太鼓は強くたたくと大きな音が出る、など)。それなのに、救いの招きをすると、なぜか、多くの人々が次々と前へ出て救われてくるのである!。当時の主の臨在の弱い日本で、しかも、どちらかというと反カリスマ的な福音派において!。これは全くの御霊の賜物の働きであるとしか言いようがない。(本田弘慈師は2002年4月昇天された。)