いやしの方法について;


 ”病人をいやす秘訣”(C&Fハンター著、信仰メディア)は非常に良いいやしの教科書なので、本書から一部を抜粋しポイントを紹介する。(本書中に聖書的ないやしの施し方の説明と、各症状ごとの対応法が記されている。)


 第11章、 注意事項; p321〜328

 1、 あなたがこれからいやしを施そうとする人に、その人の問題点が何であるか、医者は何が問題だと言っているかを、尋ねなさい。

 2、 いやしを働かせるためには、その病気に関する全ての医学的知識を知ることは、さして重要な事ではありません。最も重要なことは問題が何であるかをつきとめ、症状よりも、むしろ症状を引き起こしている問題自体を処理する事です。何にもまして実際的になってください。つまり、相手の人が言う事に注意深く耳を傾けなさい。それはあなたが、その特定の問題にいやしを施す事ができるためです。

 3、 相手に人にその病気が何であるかを尋ねたら、その人が答えた後でその状態がどんなに難しく見えても、必ず「簡単ですよ」と言いなさい。神様が介入される時には、最も致命的な病気でも「簡単」である事を思い起こしなさい。これまでに私たちが発見したことはこのように答える事によって、いやしを求める人の内に希望がわき、またその問題が「簡単だ」と言い切る事により、自分の信仰が強められるという事です。

 4、 一度いやしを施すと、その人に信仰を行動に移すように言いなさい。腰の痛みが問題であったら、腰を曲げさせなさい。肘の問題でしたら、肘を曲げさせなさい。肩や膝の関節炎であれば、腕を回させたり、膝や脚の部分を動かさせなさい。

 5、 相手に必ず、「イエス様感謝します。」と言わせなさい。神様への感謝は不完全ないやしを完全にします。

 6、 いやされている人々によく目を向けるように訓練しなさい。いやされなかった人々だけを見つめていると、あなたの信仰が揺らぐからです。

 7、 除かれた95%の痛みのために、神様に感謝するように励ましなさい。そうする事によってしばしば、最後の5%がいやされるからです。イエス様に感謝を捧げる事がいやしを完成させる最も良い方法なのです。逆に、否定的態度でいると、いやしを全く失ってしまう事になるのです。

 8、 痛みの箇所でなく、痛みの無くなった箇所を捜しなさい。病気ではなく、いやしを捜し求めなさい。

 9、 あなたは医者の免許を持っていませんから、医術を施そうとしてはいけません。処方箋を書いたり、それまで飲んでいた薬を止めるように指示してはいけません。

 10、 診断を施してはいけません。あなたがいやしを働かそうとしている人に、自分の問題が何であるかを言わせなさい。

 11、 霊を追い出す時にはいつでも、「イエスの御名と神様の聖霊の御力によって」行ないなさい。

 12、 いやしが成就するためには、二つの事が必要である事を覚えていてください。イエス様の御名(何度でも繰り返して言いなさい。言い過ぎる事はありません。)と、神様の聖霊の力です。

 13、 一つの方法で効かなければ、神様にどうすれば良いか聞いてください。いろいろな異なった方法を試し続け、忍耐強くあって下さい。

 14、 知りうる限り、最善を尽くした後でも、何も目に見える結果が現れない場合は、相手の人にいやしがすでに始まった事を信じるように励ましなさい。なぜなら、神様のいやしの力は、すでにその人の中に入り込んでいるからです。後になっていやされた人が大勢いるのには、驚くばかりです。

 15、 主のためには何をするにも、いいかげんにやってはいけません。

 16、 疑いがありますか。それを捨て去りなさい。

 17、 疑いがありますか。そこから脱出しなさい。

 18、 二個所以上にいやしをほどこした後は、他の個所の後でもう一度「腕の事」と「足の事」を繰り返すと、もっと有効なのに気づくでしょう。

 19、 按手する時には、その前に必ず誰かに、これから祈る人の後に立ってもらい、もし神様の力で倒れたりした場合に、受け止めてもらうように、特に注意してください。支えてくれる人が見つからない場合には、もう片方の手で、相手の肩をつかみなさい。また、その人が倒れなくても気にする必要はありません。倒れる人もいれば倒れない人もいます。どちらにせよ、人々はいやされます。

 20、 覚えていてください。あなたは医者でも、指圧治療師でも、整骨医でもありません。治療を行なっているのではなく、神様の超自然的力を応用しているのです。

 21、 大胆になってください。恐れに負けて途中で止めてはいけません。権威をもって語りなさい。しかし、これは大声を出すのとは違います。しかし、本気で語る時には、真剣に話しなさい。

 22、 あなたの内から大いなる力がほとばしり出ます。あなたが相手に近づけば近づくほど、相手は多くの力を感じ、また、受け取るでしょう。ですから近くに、しかし相手に圧迫感を与えないように立ちなさい。

 23、 いやしを施す時には、一度に一つの事に集中しなさい。一言ですべての身体の問題を片付けようとしてはいけません。一度に一つずつです。次の問題に取りかかる前に、最初の状態からどのくらい良くなったか確かめなさい。

 24、 病人をいやすには、忍耐と練習が必要です。最初はあなたに来た人の全員がいやされるとは限らないかもしれません。 ・・・ その鍵はイエス様が私たちに下さった、マルコ16-15〜18の宣教の大命令に従う事を、決して途中で止めない事です。

 25、 私たちは無から有を呼び起こす事ができるのです。(ローマ4-17) 神様は部品が全て揃った倉庫をお持ちです。新品を求めなさい。チャールズは、私の身体には元の部品よりも新しい部品のほうが多いと言います。

 26、 人々に疑いや不信仰によって、いやしを失わせてはいけません。彼らが実際にいやされたと知るまで、共にいてあげなさい。悪魔は彼らのいやしを盗もうと近寄ってきます。悪魔の思うままにさせてはいけません。人々が神様を確実に賛美し続けるようになるのを、見届けなさい。

 27、 神様はあなたを召されたのです。私たち信じる全てのものに対する神様のメッセージは、「出て行って、病人に手を置きなさい。」という事です。そうすれば、神様はご自身の役割を果たして下さいます。

 28、 イエス様がこの地上で御わざをなしておられた時、感情的に人々を扇動したり、長い複雑な祈りはしませんでした。イエス様は単純にいやしをその人に宣言されました。もし、あなたが、聖霊に満たされているならば、イエス様を死人の中からよみがえらせた、同じ力があなたの内から流れ出るのです。あなたがイエス様の御名によって誰かに手を置く時、あなたの内におられる神様の霊から、神様のいやしの力が溢れ出て、その人の内に注がれるのです。

 29、 あなたは聖霊に満たされており、その力は常にあなたの内にある事になります。油注ぎは時によって与えられたり、与えられなかったりするものではない、という事を知っていてください。そのお方は常にあなたの内に留まっていてくださるのです。

 30、 時々、人々が疑っていたり、不信仰の場合、その人にいやしをもたらす事ができるだろうか、と疑問が湧いてきます。イエス様は人々が信じるようになる為に、いやしを行なわれたということを私たちは知っています。不信仰がいやしを止めてしまうことも事実ですが、誰かがいやされるのを見ていた人が、一番先に悔い改めてイエス様を救い主として受け入れる、という事もしばしば起こる事です。

 31、 知恵、一般常識、正しい判断や分別を用いる事を決して忘れてはいけません。言い変えれば、軽薄になってはいけません。

 32、 もし、あなたの妻あるいは夫ではない場合、異性の誰かと一緒に長時間、共にいやしをほどこすことが無いように注意しなさい。できる限り早く、自分と同性のパートナーを見つけなさい。特に、外に出て行く時は、必ず同性のパートナーと行くように心がけなさい。

 33、 身体の秘部にいやしを必要としている人には、その人自身の手をその部分に置いてもらい、そしてその人の手の上にあなたの手を置きなさい。

 34、 失望しないように注意して下さい。悪魔はあなたの信仰を取り上げて、地に投げ捨てる機会を抜かりなくうかがっています。あなたは足をふみだした途端に、大変な病気に直面するかもしれません。しかし、それで意気消沈してはいけません。 ただ次の事を思い出しなさい。もし、あなたが、自己に死んでいるなら、人々になんと言われようとかまわないはずです。聖霊の導きを待って、あなたに語ってくださるように祈りながら、ただ最善を尽くしてください。

 35、 触れると痛む個所や、開いた切り傷、うみの出る部分のある人にいやしを施そうとする場合、その個所に直接手を置いてはいけません。代わりにその人自身に、その近くに手を置いてもらうか、その個所に手をかざしてもらい、その人の手の上にあなたの手を置いていやしを施しなさい。その人に対する働きを終えた後は、きれいに手を洗いなさい。これはごく一般的な公衆衛生です。

 36、 誰に対していやしを施そうとする場合でも、その人が救われているかを確かめてください。もし、救われていないならば、救いに導いてください。

 37、 あなたがいやしを施そうとしている相手の人が、すでに聖霊のバプテスマを受けて異言を語るかどうかを確かめてください。もし、受けていないならば、導いてください。

 38、 大胆でありなさい。

 39、 完全に勝ち抜いて、堅く立ちなさい。(エペソ6-13)



    p329〜330;

 § イエスの御名; 

 イエスの御名は他のどんな名にも勝るものです。
 この御名を繰り返しすぎたり、用い過ぎたりする事は決してありません。イエス様は悪霊を追い出す権威を私たちに下さいました。また、どんな病気を持った人にでも、いやしをほどこす権威を下さいました。あなたが「イエス様の御名で」語る時、あなたはイエス様が私たち信じる者に与えて下さった権威によって務めを果たしているのです。
 イエス様は私たちにその力と権威を用いて、この地上でご自身の働きをなし、また悪魔のわざを滅ぼすようにと語られました。
 私たちがこの地上でつなぐものは、みな天でもつながれ、この地上で解くものは、みな天でも解かれる、という事を覚えていてください。
 一般常識や基本的知識を用いれば、本書に示されているよりもはるかに詳しく、いやしを施す事ができるようになるでしょう。あなたがいやしを施そうとする相手の人の話や、質問に敏感になって下さい。
 あなたがいやしを施そうとする時、その人の必要を知ればさらに、聖霊は具体的にあなたを導いてくださるでしょう。その病気が何であろうと、あなたの魂を注ぎ出してその人をあわれみ、必要に答えて下さい。


 §  救いに導く祈りの例;

 父なる神様、イエスの御名によって、私の全ての罪を許してくださるよう、お願いします。
 イエス様、私の心の中に入って住んで下さい。ありがとう、イエス様、私の心の中に来て下さって感謝します。
 私の全ての罪が許され、生まれ変わった事を感謝します。


 §  悪霊を追い出すには;

 このように言いなさい。 「悪魔(サタン)よ、イエスの名によって、おまえを縛る。そして、神の聖霊の力によって”・・・・・(悪霊の名)”の汚れた霊よ、イエスの御名によって出て行け。」


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