FGB(フルゴスペル・ビジネスメンズ・フェローシップ)全国大会

         メル・ボンド師聖会(in 名古屋・三重)(2003年9/13〜15)の報告


 FGB(FGBMFI:フルゴスペル・ビジネスメンズ・フェローシップ・インターナショナル・イン・ジャパン)は、米国のデモス・シャカリアン師が始めた、ビジネスマンの主としてクリスチャンを対象にキリストにあって建て上げるための世界的組織です。(現在、息子さんのリチャード・シャカリアン氏が2代目の会長です。)
 FGBは世界中の「経済界に神の国」をもたらし、実業家や政治家たちをキリストに導くことを目標としています。日本の全国大会は今回で14回目ですが、シャカリアン師が創始してから50年目(ヨベルの年)になり、それにふさわしく、TD教会でご奉仕をされたアメリカのいやしの器、メル・ボンド師が聖会を導かれました。
 彼は一貫して、みことばに基づいてすでに神が備えられている祝福をいかに受け取るかを教え、そのミニストリーにおいては、シンプルで子供や信じたばかりの人もにもすぐでき、瞬間的にわざが起こされるという、リバイバルのときにふさわしい、いやしと不思議の実践的なやり方について伝授し、また、その油注ぎを与えてくださいました。もちろん、このやりかたは、経済や仕事など一般的な事にも適用できる方法です。

 また、メル・ボンド師は、このFGBの集会の後、埼玉県飯能市の岩清水クリスチャンセンターで、9/20、22、23に、やや専門的な講義とミニストリーをなさいました。メル師はアメリカでやっているように、日本にもいやしと奇跡のトレーニングセンターを作っていく計画です。
 9/23の集会では、メル師自身のあかしとして、たった1ドルで大きな自宅の6エーカーの土地と建物が与えられ、また、ミニストリーでは、それぞれ非常に長い期間(20年)のつんぼが聞こえ、盲人(60年間片目がつぶれている人)が見えるようになり、びっこの人の足が伸びて同じ長さになりました。)


 聖会T: 

 神は、私たちに、どれほど恵みを受け取ってほしいと願っておられるでしょうか。どうぞ、神の心を受け取ってほしいと思います。(Vヨハ−2、3、エペ3−19)
 サタンは次のように騙します。”充分、良い人にならなければ、祝福は受けられないよ。”
 しかし、神は、人の基準ではなく、ご自身の基準によって祝福します

 神は、私たちが想像するよりもはるかに愛しています!。神が与える恵みは、すでに与えられています。(Uペテ1−3、4) だから私たちは、ただ受け取れば良いのです。そしてそれは、私たちが良い人であるか、悪い人であるかによりません。

 ロマ8−32:「ひとり子さえ惜しまずに与えてくださった方が、どうして御子といっしょにすべてのものを与えてくださらないでしょうか?。」

 だから、神は、すべての最高のものを全く惜しまずに下さったのです。しっかりと、この最も基本的なみ言葉に立ってください。
 ここで、yield(差し出す、明け渡す)とは、リラックス(*)することです。

 惜しまずに与えたとはどういうことでしょう?。
 御子イエス様の十字架刑の前に行なわれた39回の鞭打ちは、非常に残酷なものでした。
 鞭は、大きな家畜用の鞭で、先のほうに9つの皮の鞭に分かれていて、それぞれに鋭いガラスの破片がが埋め込まれた鉛が付けられ、一番力の強い兵隊が、9つの皮が巻きつくように痛めつける。鞭を引っ張ると皮も肉も裂け、時には、目がえぐり取られ、内臓が飛び出すこともあった。
 当時のへブル人のためのヘブル語聖書には、”生肉がぶら下がっているようだ”と書かれており、人間か他の動物かわからないほどでした。
 しかし、イエス様は、「誰も私の命を取ったものはいない。自分から差し出すのだ。」と言われました。
((筆者注) 私たちは、神のみことばに基づいて、罪、のろい、病、問題、貧困などの”交換”を信じて、それらを神の前に差し出しましょう。)

 (いやしの簡単な実践ミニストリー)

 しるしとは、ギリシャ語で、『神の超自然的な奇跡が、人の5感の中に現されることによって、イエスが主であることを人々が分かるようにするもの。』(マコ16−16)
 祈っている人も、祈られている人も(その部分が)、リラックスする必要があります。

 step1: どこが悪いか確認 → リラックスしてください(神から受けるときは力を抜いて神の前に出る) → 問題に向かって、イエスの名によって出て行けと命令する
 step2: その部分をリラックスして神に明け渡す。(祈っている人もリラックスせよ。リラックスしてゆだねる事に集中させる)
 step3: 問題の部分を動かしてみる(自分のできる最善のことを実践

 (いやす方といやされる方が一列に並んで、いやしを実践する。 → 次に、いやされた人が一列に並んで次の人々をいやす → の繰り返し ・・・ 信じて2回目の出席の人々が他の人々をいやした!)

 (また、8歳の少女がいやいやながらステージに連れて来られ、その場で信じて救われ、すぐにその場で(メル師の導きの元で)、大人をいやした!(腰のいやし)。しかも手を触れずに!。)



 聖会U:

 しるしと不思議であかしするために、私たちは自分自身に死ぬ(プライドに死ぬ)必要があります。それは、イエス様が生きるためです。(Tコリ15−31)日々主にあって死ぬ。
 葬式に出た人はおられますか?。死人は何を言ってもじっとしています。人々になんと言われようと心配しない。死人にプライドはありません。

 Tヨハ5−14、15より: @ 何事でも、みこころにかなう願いをするならばならば(=みことばに従って願うならば)、超自然的な確信を与える。
 A シンプルに、すでになされたと知る。”祈る”と同時に、”すでになされた”、これが確信です。

 ルカ9−62より、手に鋤をつけて後ろを振り返ると、牛や馬が耕している畝が曲がってしまう。神の国の仕事をしているのに、人々は何と言っているかなあと心配するのは、ふさわしくない(fitしない)のです。

 御国が来ますように: 神は私たちに、天国レベルの暮らしをしてほしいと願っておられます。天国には、病やトラブルや貧困などはありません。オーダーメイドの美しい人生の設計図、神の絵の中のパズルのように入っている人はそうです。しかし、サタンは、”あなたはまだまだきよくないから完全ではないでしょう?。”とささやくので対抗してください。

 マタ18−3より: 小さな子のようにならなければ神の国には入れません。小さな子は、あまり難しく考えないで、単純に信じて行ないます

 2つ心とは、2つ以上の事に気持ちが散っていることです。たとえば、子供がいる母親には、子供を預かります。 礼拝なら礼拝、みことばならみことば、受ける時は受ける事に集中します。



 聖会V:

 私は1958年7月17日の7歳のときイエス様を救い主として信じました。そのとき同時に聖霊のバプテスマを受けました。イエス様は今までの生涯で8回現れてくださいました。1回目に来られた時、”あなたは悪魔に満たされた所に入っていく”と語られ、同時に、霊の世界が見えるようになりました。

 ヨハ14−21より: 「現わす」とは、個人的に現れる(ギ)という意味です。霊的なことは、常にみことばが源泉です。ビジョンには3種類あって、1.イエス様、あるいは、天使が現れる、2.夢(夜与えられる幻(ヨブ33−14))、3.幻、 3番目の幻は、誰でも見ることのできる方法です。イエス様はすべての幻を見ています。

 Uペテ1−3、4(Tヨハ4−17)の「敬虔」という言葉は、godliness すなわち「神のようであること」「神の子であること」を意味します。これは、すでに神のようであることを与えている、ということです。
 ちょうど、引き出しに一億円の小切手を誰かがそっと入れた状態のようなものです。それを見つけて取り出して換金するか、そのままにして置くか、の選択があります。
 これを教えることが、私が日本に導かれた理由です。

 箴29−18より: 「幻のない民は滅びる」、とありますが、そのすぐ後に、「律法を守る者は幸い」とあります。これは、幻をみことば(神のことば)に立って見ることの重要性を語っています。

 ビジョンとは、ヘブル語で、思いの中に夢を見ること、で、この夢は持とうとして持つことができる、という意味です。神の啓示(神のお告げ、オラクル(oracle))を夢として持つことです。神が言ったことはそうなります。

 思いや想像の中で描くことは誰でもできます。自然的な想像力は人間に備えられている能力です。たとえば、バナナを映像化して子供に説明させることができます。(実際ステージでやらせてみた。)
 なおのこと、神の”超自然的なことば”は、”超自然的な想像”を生み出すのです!。

 約2週間前に、ある兄弟のここに来るための経済的な必要について祈ったとき、私はこのように祈りました。ピリ4−19が与えられ、まず、このみことばを頭に入れました。次に、このみことばに従って見ました。そして、必要が来るように祈ったのです。彼は必要額が与えられここに来ることができました!。(兄弟のあかし:こちらに来てから、さらに必要額と同額が与えられた!。)



 聖会W:

 どうぞ自分でも聖書を読んで学んでください。神のみことばをしっかりと学ぶならば、神はさらに深い所を啓示してくださいます。(筆者注:新共同訳が原典に対する忠実度が高い)

 ピリ2−5より: これは霊の世界を見ることのサポートのみことばとして受け取っています。
 「キリスト・イエスにある心を、あなたがたの心にも持たせなさい(入れさせなさい)(let:使役動詞) これは、あなたの許可が必要であることを意味しています。どうぞお入りください、という決心が必要なのです。

 聖書を確認して、地上に働く悪魔は7000以上もあります。一人一人について、盗み、殺し、滅ぼす仕事をしています。ある時イエス様は私に、”ガンは悪霊です”と言われました。問題には、このような”根”があって、成熟すると見えるようになります。ただし、見えなくても、”イエスの名によって出て行け”と言うと出て行きます。
 霊の世界を見ることは、1.しるしと奇跡の働きを行なうことと、2.神の豊かな恵みを受け取ること、の両方のために役に立つことです。

 しかし、これらは、神の方法で受け取らなければならないのです。
 ロマ4−17より: アブラハムは75歳、サラは65歳の時、無いものを有るもののように呼ぶ方を信じました
 アブラハムとサラは、神に、「多くの国民の父、母である」と語られました。”〜になるであろう”ではなく、”〜である”(= 今もうすでにそうであると語られたのです。

 アブラハムは25年間、行く先々で言い続けました。アブラハムは、神のまねをしたのです。そして、100歳の時、サラは90歳で妊娠したのでした。
 Tペテ2−24より: 「イエス様の打たれた傷によっていやされた(過去形)」
 ”いつの日かいやされる”と言っている間はいやされません。”私は、今、いやされている”と言うべきなのです!。
 これは、感じてからそう言うのではありません。神のことばがそう言っているから、そうするのです。 アブラハムは他の人々に、”多くの国民の父”と呼んでくれ、さもないと、返事もしなかったのです。彼は、神の約束を疑わないことに決めたからです。
 ただし、多くの場合、そんなに待たなくても良いのです。この世をくつがえすほどの事は25年くらいかかるかもしれませんが。
 ヘブ11−1より: 信仰とは、今ある事です。
 ピリ4−19より: すべての必要は満たされます。

 さて、否定的な事や細かい事はあまり見ないで下さい
 いやしの実践の時、皆、自分で抱えて力が入っているので、リラックスさせてください。そして、相手に対する聞き方に注意してください。どこがどれだけ良くなりましたか、と聞いてください。決して、あとどれだけ悪いですか、などと聞かないで下さい。

 マタ7−7より: 「探しなさい。そうすれば見出す」とあるように、もし、痛みを探すならば、そこに見出してしまうからです。
 このように、悪魔が起こしているものを探すのではなく、神が下さっておられるものを探して、呼び込むことをしましょう!。
 みことばの約束によって、”呼ぶ事”をしましょう。(神よ、私はいやされました、祝福されています、喜びがあります、など)


 (聖会を終えるにあたっての、祝福の祈り)

 私は20数カ国で奉仕してきましたが、お世辞ではなく、日本が一番すばらしい国です。人々は、親切で、やさしく、礼儀正しい、これらは神の性質です。そして、日本人には、超自然的な神のみわざに対する飢え渇きがあります。

 日本を覆っている不景気の霊をイエスの名によって砕く。
 歴史上今までなかったような豊かな富を呼ぶ。
 神がどれほど日本を愛しているかのしるしとして、リーダーの国になるように。
 人々が思いもよらない発明、アイディアが来るように呼ぶ。
 経済的祝福を呼ぶ。
 超自然的洞察力を呼ぶ。

 (パウロがテモテに按手したように)しるしと不思議の賜物の油注ぎ

 幻: スタジアムが見える。クリスチャンたちで溢れかえっている。
 (奥さんのドナ姉): 神の栄光(groly dust)が会場を覆っているのが見える。


 *   ”リラックス”の意味の聖句: 出14−13「しっかり立って(=リラックスして)、きょう、あなた方のために行なわれる主の救いを見なさい。」 ヨブ37−14「神の奇しいみわざを、じっと考えよ(=リラックスしなさい)」 Tテサ4−11「落ち着いた(ギリシャ語で”休息をする”の意)生活をすることを志し」 ロマ6−19「今は、その手足を義の奴隷としてささげて(ギ:適当にリラックスするの意)、聖潔に進みなさい。」 ・・・その他、英語で、yield、surrender、relax は同じ意味で、”明け渡す、すべてを与えてしまう”事。

 **  信念、信頼、確信、信仰はギリシャ語ですべて同じことばです。

 【余談】 ちょうどメル師が名古屋に行った時、阪神タイガースが優勝しました。メル・ボンド師は、阪神タイガースのウィリアムズ選手の奥さんの叔父さんにあたります。チームが名古屋ドームに来た時、通訳者の方(ジャパン会長・ 塚本謙一郎さん)と共に無料招待券をもらい観戦し、サインももらったそうです。(ついでに、メル師のおじいさんの名前が”ジェームズ・ボンド”でした!。)


    【 FGB入会およびメーリングリストについてのご案内 】:

 FGBはビジネスマン・クリスチャンの世界的な伝道団体です。これは、創始者のデモス・シャカリアン師の意志に基づき、信徒の方が運営しています。(FGBにはクリスチャンが多い cf.VIPは未信者が多い)
 入会(有料)・メーリングリスト(無料配信)については次のHPをご覧下さい。

     http://www.ne.jp/asahi/fgbmfi/japan/index.htm


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