第9章  食欲中枢        メアリー・ルース・スウォープ博士



  ● 食欲中枢のいやし

  フロリダ州メルボルン出身のメアリー・ルース・スウォープ博士は、サウスカロライナ州ロックビルのウインスボロ大学で、科学の学士号を取得されました。 その後、グリンスボロのノースカロライナ州立大学から、栄養学を含めた理学博士号を受けられました。 そして、ニューヨーク州のコロンビア大学で 博士号を受けられました。
  7年間高校で教鞭をとった後、オハイオ州の健康保険課で 栄養士として働かれました。 その後 スウォープ博士は大学の世界に入り、パードゥー大学では食物栄養学部の一員となり、後にはネバダ州立大学の食物栄養学部長として働かれました。 1980年12月に引退されるまで、18年間 スウォープ博士は、イリノイ州チャールストンにあるイースタン・イリノイ大学の家政学部長を勤められました。
  栄養学の分野での豊かな資質を生かして、メアリー・ルース・スウォープ博士は、爆発的いやしに 優れた貢献をしてくださいました。 彼女はほとんどすべての 爆発的いやしの集会に出席してくださいました。 彼女のアドバイスは申し分なく、最新の事実に及んでいます。 スウォープ博士は、いわゆる 「食欲中枢」の分野の専門家で、以下にこの分野に関する豊富な知識のいくらかを記してくださいました。


  ● 食欲中枢の定義

  食欲中枢とは、脳の視床下部のリンパ腺内にある 食欲制御センターで、血液の血糖値によって調整されています。 これは家の中にあるサーモスタット装置と比較すればわかりやすいでしょう。 室内の空気の温度が下がると 装置が働いてヒーターが点火し、一定の温度に戻ると また装置が働いて消火します。 食欲中枢も、ちょうどそのように作用します。
  しかしながら、今日の、お菓子や 糖分多量の食事習慣によって、この食欲中枢が破壊されています。 神様のそのポイントを再調整していただかなければなりません。 神様はあなたを通して あなたが手を置き、命令することを通して、修理されるのです。


  ● 肥満の問題に対する霊的見解

  太った人は、しばしば次のような問題に悩まされます。

  1) 砂糖、脂肪、塩、お菓子に対する中毒、    2) 暴飲暴食、    3) カフェイン、   4) 健康的でない飲み物への渇望 (ビール、ウィスキー、ブランデー、シャンペン、炭酸飲料、ワイン等)、   5) 健康的でない食べ物への渇望 (豚肉、海老、ナマズ(?)等)、   6) 病的な食欲 ― 食後すぐに空腹を感じ その結果過食症に陥る、   7) 遺伝的束縛、   8) 過食に対する惑わし、   9) 不安、心配、   10) 食物が多量にありながらも 十分に食べられないかもしれないとの恐れ

  神様は、どんなに些細な状況でも、あなたを導くと約束してくださいました。 神様は あなたが何をすればよいか、何を言えばよいかをご存じです。 あなたは何もわからないかもしれません。 しかし、神様があなたの代わりに、そして 解放といやしを受ける人々のために 働いてくださると信じてください。
  祈る時には、片方の手をその人の頭に置きなさい。 神様が その人にとって、栄養学の先生となり、何を食べたらよいか 何を食べてはいけないかを、その人に示してくださるでしょう。 もう一方の手は、脳の下にある食欲中枢に置きなさい。 神様は制御不能になってしまった食欲中枢を、再調整してくださるでしょう。 神様に従順になるなら、正常な体重を保ち 神様に栄光を帰すことができるでしょう。 あなたの目の前で、奇跡に次ぐ奇跡が起こるでしょう。 神様の霊が 驚くべき不思議な方法を通して働かれるでしょう。

  肥満の人々のためには多く祈りなさい。 それは彼らにとって必要なことです。 食欲をいやすことは、膝蓋骨(しつがいこつ)や、他の身体の故障をいやすことと変わりありません。 どのような箇所の病気でも、たとえそれが些細で つまらない事のように見えても身体全体を破壊し得るのです。 食欲も例外ではありません。
  神様による食欲中枢のいやしは、食事習慣を正常に戻します。 そして正しい食物を摂るようになると 身体が自然にいやされます。

  身体の栄養過多は、しばしば 霊とたましいの 栄養失調を伴っています。 イスラエルの民のように人々は肥え太り、満腹になると しばしば神様を忘れがちになります。 科学ではこの問題を解決できません。 それは明らかです。 しかし神様は おできになります。 イエス様は、手を置くことを通して 捕らわれ人を解放してくださるのです。
  食生活を操ることによって 健康と 富と 幸福を破壊しようとする 悪魔のずるがしこい計画に気づいた人は、キリスト教界の中でもほとんどいませんでした。 クリスチャンたちが、過食、太りすぎ、体重過多で悩んでいるのもこのためです。 何百万人の人が、多額の医療費を伴う 苦しい病院生活へと 向かっていくのです。 彼らはそのことが この最後の時代において、神様の軍隊の兵士の数に どんな影響を与えるかを考えてみなかったのです。
  肥満を、破壊者、殺人者と考えなさい。 暴飲暴食は人を不具(ふぐ、重度の障碍者)にします。 何百万人の人がこの事実を証明してくれるでしょう。 異常な栄養過多は 特定の病気を引き起こし、肉体、たましい、そして霊を 破壊します。 あなた自身がこの問題の解決の一部なのだと悟ってください。 あなたのところに来た人を責めてはいけません。 その人に、あなたと共に祈るようにと、話しなさい。


  ● お勧めする祈り

  「イエスの御名によって、私の身体に向かって言います。 私の食物に対する思いが、良い栄養物で満ちるように命じます。 砂糖や脂肪、豚肉、血液、過剰の肉、駄菓子、その他の不健全な食物に対する 欲望の霊縛ります。」

  「私の身体に言います。 私の代謝作用が完全に正常になるように 命じます。 消化器官よ、イエスの御名によって命じます。 本来の目的の通りに働きなさい。」

  「私の食欲中枢に命じます。 イエスの御名によって、最高の満腹度でいやされよ。 もう二度と 私は、暴食を経験したり、むやみに食べ続けたいという誘惑にかられることは ありません。」

  「食欲よ、神様の栄光と 御国のために、イエスの御名によって、健康的な食物を好み、不平を言わずに喜んで食べることを 学びなさい。」 アーメン。


    「それは、神が、ご好意によって、あなたがたの中に働きかけて、その(従順する)意志を起こさせ、実現に至らせるからです。」 (ピリピ2:13)


  ● 砂糖 ― 重い罰を課するもの

  ある有名なお医者さんが言いました。 「砂糖は、食物という名の下で、人類に訪れたものの中でも 最も恐ろしい苦しみの種(重い懲罰を課する鞭)だ。」 彼は、「砂糖毒物として規制すべきだ。」とさえ言いました。 砂糖は私たちの食欲をおかしくし、私たちの内臓をだめにしてきました。 砂糖は 癌の増殖にとっては格好の食べ物で、その他 心臓病、糖尿病、折れやすい骨、すい臓炎、腎臓病、肝臓病、血小板の異常、虫歯、等を引き起こし、コーヒーやアルコールを摂りたいという欲望を増加させます。
  そのお医者さんによると、砂糖の代わりにぶどう糖や他の種類の砂糖を使っても、それはせいぜいコブラの代わりにガラガラヘビを布団の中に入れるのと同じようなこと だそうです。
  内分泌学者も、砂糖が、神様がお造りになったリンパ腺の相関バランスや 神経組織を破壊すると、警告しています。 ホルモンを製造し、血液中やリンパ、そして身体の全部分に それを分泌している器官が 破壊されるのです。

  砂糖はバランスを乱し、ホルモン(インシュリンなど)の過剰分泌を引き起こします。 これは、麻薬や 人工ホルモンを 摂取するときに起こる状態 に似ています。
  その上、砂糖も中毒を引き起こします。 最も破壊的な影響の一つは、食欲の制御センター全くだめにしてしまうことです。 砂糖はカロリー以外、何の栄養素も含んでいません。 人体細胞に必要なビタミン、ミネラル、酵素、タンパク質はまるでありません。 そのため、砂糖を摂取すると、「糖腺」が機能し始め、細胞が必要としている足りない栄養物を得るために、さらに多くの栄養物を食べなさい と語るのです。 膵臓はもっと多くのインシュリンを供給しようと、さらに一生懸命働きます。 それは脳に、もっと砂糖を摂取するように 命令させます。 なぜなら脳は、あなたが昏睡状態に陥るのを妨げ、その機能を落とさせないように素早く働くからです。
  結局、二重のダメージが及びます。  1) さらにもっと砂糖がほしくなり、2) 糖腺はもっと栄養素を要求します。

  最近の調査では、人々に一日1800カロリーの甘いものを食べさせたところ、わずか2週間で コレステロールが40パーセントも増加したとの報告がありました。 最も恐ろしいのは、被験者全員の尿の中から グラニュー糖が検出された という報告でした。 あるお医者さんはこう言いました。 「21世紀の人々がどのようになるか、まだわかりません。 体内の内分泌腺は、生まれつき損傷を受けていることでしょう。 心臓病は出生時からでさえも、ますます増加するでしょう。 現在でも血管がふさがれて生まれてくる新生児の例が、特に男子に見られています。」


  ● 誰が私たちを この破壊から守るのでしょうか

  栄養士でしょうか。 いいえ、違います。 彼らの仕事は、手術後の患者に、砂糖が60パーセントも入ったゼリーを食べさせることなのです。 家庭経済学の教師でしょうか。 いいえ、違います。 彼らの仕事は、若い人々に こってりとした甘いクッキーやケーキ、プリン等の作り方を教えることなのです。 食品製造業者でしょうか。 いいえ、違います。 安く入手でき、製品の売り上げを伸ばしてくれるのは 砂糖です。 ですから、どうすれば私たちに、もって多くの砂糖を販売できるだろうかと 常に新しい方法を見出しているのです。 ジャムやクリームがいっぱい詰まったドーナツがその証拠です。
  ある著名なお医者さんは、私たちが栄養分の全くない食生活に陥りつつある と言っています。 それこそ悪魔の思うつぼです。 神様はそれを嘆いておられます。 栄養不足で人が破壊されることは、決して神様のご計画ではありません。


  ● サタンの偽装品 ― 砂糖

   「いったい、何のため、 ・・・ 遠い国から、かおりの良い菖蒲(サトウキビ×、におい菖蒲○)が わたしのところに来るのか。 あなたがたの全焼のいけにえは わたしを喜ばせない。」 (エレミヤ6:20)

  1) 栄養素は全くない。食物でない毒、   2) 胃に入った砂糖は発酵、腐敗し 多くの病状を広がらせる、   3) 免疫組織を完全に破壊し、くの病状を広がらせる、   4) 発酵を引き起こし バクテリアを成長させ、多くの病気に至らせる、   5) 暴飲暴食、および 甘い物に対する執着を引き起こす、   6) 体重増加の主な原因の一つ、   7) ヨーヨー効果を引き起こす、   8) 関節炎を引き起こす、   9) 砂糖の摂りすぎはアルコール中毒の原因ともなる、   10) 精神錯乱、神経異常ストレスも引き起こす、   11) 骨のカルシウム不足を引き起こし、その結果骨粗しょう症となる、   12) 心臓病や高血圧を引き起こす、   13) 目がかすんだり、ぼやけたり、複視になったりする (目は食生活を現わしている)


  ● 神様の答え ― 蜂蜜

   「わが子よ。 蜜を食べよ。 それはおいしい。 蜂の巣の蜜はあなたの口に甘い。」 (箴言24:13)

   「あまり多くの蜜を食べるのは良くない。 しかし、りっぱなことばは尊重しなければならない。」 (箴言25:27)

     ・・・ * (筆者注) 蜂蜜は、血糖値もインシュリンも上げないが、摂りすぎると、肝臓で中性脂肪となって内蔵や皮下にたまりやすい。

  1) 少なくとも15の栄養素を含む。 最良の食べ物、   2) 生の状態では酵素を含むため、消化を助ける、   3) 適度に摂取すれば 免疫組織に悪影響はない、   4) 天然の抗生物質、   5) 食欲を満足させる。 良い栄養に富み、食品に対する欲望とならない、   6) 適度に摂取すれば体重増加の原因にならない、   7) 血液にゆっくりと、しかも完全に流れ込む (1分間に2カロリー)、   8) 適度に摂取すれば 関節に悪影響はない、   9) アルコール中毒患者の回復に有効である、   10) 心理的、感情的に満足感を与える、   11) 骨格を破壊しない、   12) 心臓病(発作、卒中) および 高血圧の原因とはならない、   13) 視覚に変化はもたらさない


  ● 最終判断

  砂糖は健康を蝕み、しばしば寿命を縮める結果となる。





   第10章  目のいやし          バートン・J・デプイ博士



  ルイジアナ州ナチットチェス出身の視力検査医、バートン・J・デプイ博士は、ニューオーリンズのいやしのセミナーに出席し、私たちに多くの情報を与えてくださいました。 その結果、私たちの爆発的いやしの集会をすべて一つにまとめたものよりも多くの目のいやしがその集会で行なわれました。 その結果は今でも続いています。 それで、皆様にもこの情報をお伝えしようと思います。


                デプイ博士

  最も多く出会うと予想される 目の問題は、2種類あります。 緑内障と 白内障です。 これらの問題は遺伝によるという人もいます。 しかし、家族に同じ問題を持っている人がいるかどうか 尋ねてみるのも良いでしょう。 必ずしも遺伝ではないことがわかります。

  白内障は何よりもまず、血液の不循によって起こると、私は信じています。 その引き金となるのが何であるか まだはっきりしませんが、一つわかっていることは 眼球内のレンズに酸素が不足すると 白内障にかかるということです。 あるものは斑点、あるものは縞、あるものは角膜にちりが散ったような形、あるものはただ白く濁る、といったように 様々なタイプがあります。 目の中の斑点が取り去られるように祈りなさい遺伝の霊が立ち去るように命じなさい。
  白内障は腫れ物ではありません。 目の中で白内障が作られるレンズの部分は、拡大レンズのような形をしています。 中央部が厚く、端が薄くなっています。 それはタマネギの皮のような薄い皮膚が 何層にも重なってできています。 この層のいろいろな箇所が乾き始めると、斑点ができてきます。 そして光が通過するとき、目をのぞき込むと、そこに黒い斑点が見えるのです。 しかしこれは、腫れ物でも 癌性のものでもありません。 単に細胞が変化、あるいは乾いたものにすぎません。 ですからその組織が、普通の状態に回復するように、また 目に再び血液が流れ込むように 祈りなさい。

  緑内障は、目の圧力が増加することです。 目の中の液体は、絶え間なく取り替えられ、流し出されます。 虹彩の外側の部分に沿った溝は 細かく、ここを通って液体が目から流し出されるのですが、もしこの溝が塞がれると 水はけが悪くなり、圧力が増加します。 それはちょうど 風船に空気を吹き込むのに 似ています。 イエスの御名によって、それらの溝が開かれるように命じなさい。 遺伝の霊が立ち去るように命令しなさい。






   第11章  注意事項           チャールズとフランシス著



 1、 あなたがこれからいやしを施そうとする人に、その人の問題点が何であるか、医者は何が問題だと言っているかを、尋ねなさい。

 2、 いやしを働かせるためには、その病気に関する全ての医学的知識を知ることは、さして重要な事ではありません。最も重要なことは問題が何であるかをつきとめ、症状よりも、むしろ症状を引き起こしている問題自体を処理する事です。何にもまして実際的になってください。つまり、相手の人が言う事に注意深く耳を傾けなさい。それはあなたが、その特定の問題にいやしを施す事ができるためです。

 3、 相手に人にその病気が何であるかを尋ねたら、その人が答えた後でその状態がどんなに難しく見えても、必ず「簡単ですよ」と言いなさい。神様が介入される時には、最も致命的な病気でも「簡単」である事を思い起こしなさい。これまでに私たちが発見したことはこのように答える事によって、いやしを求める人の内に希望がわき、またその問題が「簡単だ」と言い切る事により、自分の信仰が強められるという事です。

 4、 一度いやしを施すと、その人に信仰を行動に移すように言いなさい。腰の痛みが問題であったら、腰を曲げさせなさい。肘の問題でしたら、肘を曲げさせなさい。肩や膝の関節炎であれば、腕を回させたり、膝や脚の部分を動かさせなさい。

 5、 相手に必ず、「イエス様感謝します。」と言わせなさい。神様への感謝は不完全ないやしを完全にします。

 6、 いやされている人々によく目を向けるように訓練しなさい。いやされなかった人々だけを見つめていると、あなたの信仰が揺らぐからです。

 7、 除かれた95%の痛みのために、神様に感謝するように励ましなさい。そうする事によってしばしば、最後の5%がいやされるからです。イエス様に感謝を捧げる事がいやしを完成させる最も良い方法なのです。逆に、否定的態度でいると、いやしを全く失ってしまう事になるのです。

 8、 痛みの箇所でなく、痛みの無くなった箇所を捜しなさい。病気ではなくいやしを捜し求めなさい。 (マタイ7:7)

 9、 あなたは医者の免許を持っていませんから、医術を施そうとしてはいけません。処方箋を書いたり、それまで飲んでいた薬を止めるように指示してはいけません。

 10、 診断を施してはいけません。あなたがいやしを働かそうとしている人に、自分の問題が何であるかを言わせなさい。

 11、 霊を追い出す時にはいつでも、「イエスの御名と神様の聖霊の御力によって」行ないなさい。

 12、 いやしが成就するためには、二つの事が必要である事を覚えていてください。イエス様の御名(何度でも繰り返して言いなさい。言い過ぎる事はありません。)と、神様の聖霊の力です。

 13、 一つの方法で効かなければ、神様にどうすれば良いか聞いてください。いろいろな異なった方法を試し続け、忍耐強くあって下さい。

 14、 知りうる限り、最善を尽くした後でも、何も目に見える結果が現れない場合は、相手の人にいやしがすでに始まった事を信じるように励ましなさい。なぜなら、神様のいやしの力は、すでにその人の中に入り込んでいるからです。後になっていやされた人が大勢いるのには、驚くばかりです。

 15、 主のためには何をするにも、いいかげんにやってはいけません。

 16、 疑いがありますか。それを捨て去りなさい。

 17、 疑いがありますか。そこから脱出しなさい。

 18、 二個所以上にいやしをほどこした後は、他の個所の後でもう一度「腕の事」と「足の事」を繰り返すと、もっと有効なのに気づくでしょう。

 19、 按手する時には、その前に必ず誰かに、これから祈る人の後に立ってもらい、もし神様の力で倒れたりした場合に、受け止めてもらうように、特に注意してください。支えてくれる人が見つからない場合には、もう片方の手で、相手の肩をつかみなさい。また、その人が倒れなくても気にする必要はありません。倒れる人もいれば倒れない人もいます。どちらにせよ、人々はいやされます。

 20、 覚えていてください。あなたは医者でも、指圧治療師でも、整骨医でもありません。治療を行なっているのではなく、神様の超自然的力を応用しているのです。

 21、 大胆になってください。恐れに負けて途中で止めてはいけません。権威をもって語りなさい。しかし、これは大声を出すのとは違います。しかし、本気で語る時には、真剣に話しなさい。

 22、 あなたの内から大いなる力がほとばしり出ます。あなたが相手に近づけば近づくほど、相手は多くの力を感じ、また、受け取るでしょう。ですから近くに、しかし相手に圧迫感を与えないように立ちなさい。

 23、 いやしを施す時には、一度に一つの事に集中しなさい。一言ですべての身体の問題を片付けようとしてはいけません。一度に一つずつです。次の問題に取りかかる前に、最初の状態からどのくらい良くなったか確かめなさい。

 24、 病人をいやすには、忍耐と練習が必要です。最初はあなたに来た人の全員がいやされるとは限らないかもしれません。 ・・・ その鍵はイエス様が私たちに下さった、マルコ16-15〜18の宣教の大命令に従う事を、決して途中で止めない事です。

 25、 私たちは無から有を呼び起こす事ができるのです。(ローマ4:17) 神様は部品が全て揃った倉庫をお持ちです。新品を求めなさい。チャールズは、私の身体には元の部品よりも新しい部品のほうが多いと言います。

 26、 人々に疑いや不信仰によって、いやしを失わせてはいけません。彼らが実際にいやされたと知るまで、共にいてあげなさい。悪魔は彼らのいやしを盗もうと近寄ってきます。悪魔の思うままにさせてはいけません。人々が神様を確実に賛美し続けるようになるのを、見届けなさい。

 27、 神様はあなたを召されたのです。私たち信じる全てのものに対する神様のメッセージは、「出て行って、病人に手を置きなさい。」という事です。そうすれば、神様はご自身の役割を果たして下さいます。

 28、 イエス様がこの地上で御わざをなしておられた時、感情的に人々を扇動したり、長い複雑な祈りはしませんでした。イエス様は単純にいやしをその人に宣言されました。もし、あなたが、聖霊に満たされているならば、イエス様を死人の中からよみがえらせた、同じ力があなたの内から流れ出るのです。あなたがイエス様の御名によって誰かに手を置く時、あなたの内におられる神様の霊から、神様のいやしの力が溢れ出て、その人の内に注がれるのです。

 29、 あなたは聖霊に満たされており、その力は常にあなたの内にある事になります。油注ぎは時によって与えられたり、与えられなかったりするものではない、という事を知っていてください。そのお方は常にあなたの内に留まっていてくださるのです。

 30、 時々、人々が疑っていたり、不信仰の場合、その人にいやしをもたらす事ができるだろうか、と疑問が湧いてきます。イエス様は人々が信じるようになる為に、いやしを行なわれたということを私たちは知っています。不信仰がいやしを止めてしまうことも事実ですが、誰かがいやされるのを見ていた人が、一番先に悔い改めてイエス様を救い主として受け入れる、という事もしばしば起こる事です。

 31、 知恵、一般常識、正しい判断や分別を用いる事を決して忘れてはいけません。言い変えれば、軽薄になってはいけません。

 32、 もし、あなたの妻あるいは夫ではない場合、異性の誰かと一緒に長時間、共にいやしをほどこすことが無いように注意しなさい。できる限り早く、自分と同性のパートナーを見つけなさい。特に、外に出て行く時は、必ず同性のパートナーと行くように心がけなさい。

 33、 身体の秘部にいやしを必要としている人には、その人自身の手をその部分に置いてもらい、そしてその人の手の上にあなたの手を置きなさい。

 34、 失望しないように注意して下さい。悪魔はあなたの信仰を取り上げて、地に投げ捨てる機会を抜かりなくうかがっています。あなたは足をふみだした途端に、大変な病気に直面するかもしれません。しかし、それで意気消沈してはいけません。 ただ次の事を思い出しなさい。もし、あなたが、自己に死んでいるなら、人々になんと言われようとかまわないはずです。聖霊の導きを待って、あなたに語ってくださるように祈りながら、ただ最善を尽くしてください。

 35、 触れると痛む個所や、開いた切り傷、うみの出る部分のある人にいやしを施そうとする場合、その個所に直接手を置いてはいけません。代わりにその人自身に、その近くに手を置いてもらうか、その個所に手をかざしてもらい、その人の手の上にあなたの手を置いていやしを施しなさい。その人に対する働きを終えた後は、きれいに手を洗いなさい。これはごく一般的な公衆衛生です。

 36、 誰に対していやしを施そうとする場合でも、その人が救われているかを確かめてください。もし、救われていないならば、救いに導いてください。

 37、 あなたがいやしを施そうとしている相手の人が、すでに聖霊のバプテスマを受けて異言を語るかどうかを確かめてください。もし、受けていないならば、導いてください。

 38、 大胆でありなさい。

 39、 完全に勝ち抜いて、堅く立ちなさい。(エペソ6:13)







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