電磁波の測定器


 アンテナや高周波機器、スパ−ク放電部、テスラコイルなどからどの程度電波が発生しているか、その強弱の大雑把な目安となるような測定器があれば便利であると考え、DCアンプ付きの吸収型周波数計、および、バ−グラフ式電界強度計を作成した。

 (1) DCアンプ付き吸収型周波数計;

 一石ラジオと同じ原理の共振・検波・増幅回路によるもので、プリント基板無しで簡単に作れるものであった。コイル部はプラグインボビン(アクリル管でも可)に巻いた3種類の差し替え可能なボビンを作成した。
 使い方は、検出する発振器のコイルにこのコイルを近づけ、バリコンを回してメ−タが振れる所の周波数と針の上がり方の度合いを測定して行なう。
 コイルをL3にした高周波側で相対的な感度がかなり落ちた。

   


 (2) バ−グラフ式電界強度計;

 IC内に四つのオペアンプが入っているLM324を3個用い、コンパレ−タ機能とLED点灯を兼ねる回路で作成した。
 感度は吸収型周波数計よりもずっと良く、テスラコイルからの電磁波がかなり離れていても検出できた。

  
 



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