結晶の作成;
* 結晶の作成;
・ 溶液からの生成(温度による溶解度の違いによるもの);
・ カリみょうばん(AlK(SO4)2・12H2O)約50gを水100mlに加温して溶かす。みょうばんの種結晶を吊るし放冷すると種結晶やビ−カ−の底にみょうばんの結晶が成長する。同様に、クロムみょうばん(紫色)でもできる。
・ 酸化銅CuOを10%硫酸に溶かし濾過すると硫酸銅溶液ができる。 これを加熱濃縮して約1/3の量にしてから放冷すると、硫酸銅(CuSO4・5H2O)の青い大きな結晶ができる。(有毒)
・ モ−ル塩(FeSO4・(NH4)2SO4・7H2O硫酸第一鉄アンモニウム七水塩)50gを温水100mlに溶かし放冷すると淡緑色の結晶が成長する。
・ その他、硝酸カリウム(KNO3、硝石、無色)、チオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3・5H2O、ハイポ、無色)、フェロシアン化カリウム(K4Fe(CN)6・3H2O、黄血塩(おうけつえん)、黄色)、フェリシアン化カリウム(K3Fe(CN)6、赤血塩(せっけつえん)、赤色)、硫酸ニッケル(NiSO4・6H2O、緑色)、塩化コバルト(CoSO4・6H2O、濃赤色)、塩化マンガン(MnCl2・4H2O、ピンク色)などが作りやすい。
・ ゆっくりと蒸発させる方法;
・ 食塩を飽和するまで水に溶かし(約35%)、平たい皿に入れ濾紙などで蓋をして一週間ほど放置すると、3〜4mm角の結晶ができる。
食塩水に少量の塩化アンモニウムを添加しておくと、雪のような結晶ができる。
・ 気体を徐々に反応させるもの;
・ 水酸化ナトリウムの10%溶液をビ−カ−に入れ一週間置くと、空気中の二酸化炭素を吸収して炭酸ナトリウムが生じ、その十水塩が成長してくる。(液をこぼさないよう注意)
・ 結晶の写真;
・ 鉱物の写真;(インドネシア、中国産)