4. 預言者の働きについて
(1) 総論
ヤコブ的な信仰は発展性がない。それは、神と戦っているに過ぎず、内側が変えられないままで恵みを得ようとするものである。それゆえ、今まで、神の愛による御声に聞き従う歩みの動機付けについて述べてきた。
リバイバルの始まるポイントは、人間的には考えられない所から現れてきている。(たとえば、アルゼンチンのリバイバルはある女性の想いに来た、祈祷会のテーブルを叩けという語りかけに従った結果である。そのとき聖霊が臨み、人々が集められ、一つの国のリバイバルが始まった。) 聖霊の自由がどんなに徹底しなければならないかがわかる。
真の創造主は主であり、ただ、イエス様の十字架によって全ての恵みを受け取る資格が与えられ、主の語られることばによってのみ、私たちに計画されている大いなる創造的な恵みと神の栄光が現されるのである。
賛美と礼拝と預言とは深い関係にある。創造的な賛美をする人々に預言が開かれていく。(T歴25-1)(預言と賛美 ・・・ エペ5-19、コロ3-16、 リバイバル時の霊による礼拝 ・・・ ヨハ4-23) 賛美リーダーの中心的な仕事は、個人的に主を礼拝する時間を作り、主に向かって賛美を捧げることである。
教会に忠実、あるいは、親が熱心なクリスチャンの場合、預言が開かれやすい傾向にある。
預言・幻・夢は、終末の大リバイバルの時に特徴的に現れ、神の栄光のために用いられる賜物である。しかし、その用いられ方を誤ると、聖書で予告されているように全く逆の働きになり不法を行なう事になる危険性がある。教会で預言の働きが始まったら、カバリングの権威や信頼のおける預言者に祈ってもらったほうが良い。 国内で有名なS師の預言者学校で学んだ人が問題を起こしているが、それはその人がS師の認定を得ないでかってにやっている為である。((注)S師は良い器である。) 預言の働きはみことばの土台と品性が共に成長していなければならないので、ある程度の技能だけで走る状態が一番危ない。終末のにせ預言者も、世界の有名な預言者学校から出た人たちから出るだろうと予想される。初代教会に起きた迫害は、クリスチャン同士から起きた。(サタンのように兄弟・姉妹に対して告発者にならない事。) 世界の著名な預言者たちは皆、品性を主張している。預言者の霊的位置付けは、きわめて源泉性の高い所を占めているので、その影響力は甚大である。
そこで、いかに安全に預言的とらえの能力を引き出し、また、召しの場合の預言の賜物を成長させていくかについて、充分信頼できる器からのメッセージを確認し、また、預言そのものの大きな流れをとらえていこう。