4. 日本のリバイバルの展望:
日本の歴史を見てきて、リバイバルの要素とそれを妨害する要素に分けられる。良いものも悪いものもすべて外国から入ってきた。
前提として、ヨセフ、エフライムの祝福があるが、その上に、キリシタンの殉教の血がリバイバルを保証している。
天皇家が度重なる危機(鎌倉幕府、明治維新、太平洋戦争の終戦時)にもかかわらず、約2600年も継続した事は、日本に対する主の祝福のあかしに他ならない。(イギリス王室でさえ1000年)
また大戦の時、京都などは焼夷弾攻撃をまぬかれ、あかしの時のために文化財が保護された。
日本は、何回かの侵略の危機に際して、実に幸運な目に会いつづけた。 2度の元寇は2度の台風で撃退された。キリシタン迫害でカトリック国の報復を受けなかった。日露戦争で当時最強のバルチック艦隊を奇跡的に破った。大戦時の相手がアメリカだったので、戦後侵略されず、むしろ保護された。
また、出ると祝福されるのはヨセフ族の特徴。
創49−22〜26(ヤコブによる終わりの日の預言): 「若枝は垣を越える(海外宣教)」
申33−13〜17(モーセの祝福): 1.「主からのあらゆる賜物」、2.「野牛の角で国々の民を突き倒していく」
このように、福音宣教はイスラエルから始まり、終わりの時代には反対に、東の端にある日本からイスラエルに戻っていくのである。
リバイバルの要素は、
1. 基本的には、インリ信仰に見られる、しるしと不思議のリバイバル。秦氏の唯一神道は、ある時点で聖霊様が働き多くの御利益が現わされ、急速に全国に広まった。日本人の多くは、ヨーロッパ人のような理屈ではなく、しるしによって心開かれ、福音によって変えられるというイスラエル的な特徴を持つ民である。(「ユダヤ人はしるしを要求し、ギリシャ人は知恵を追求する。」(Tコリ1:22))
ただし、しるしと不思議のリバイバルに対する今までの歴史に無かった新しい要素として、若年層、子どもが用いられ、また主の訓練によって子どものように単純な信仰なった者を通して主のわざがなされる。本来、日本人はイスラエルのように律法的になりがちであり、景教徒、メシヤニックのような律法の慣習を守るクリスチャンは信仰的に弱く、アジアなどのリバイバルの起点になり得ない。これらは日本のイスラエル性のあかしとなる為のものである。 その上、現代の日本人は欧米の影響を受けすぎて、あまりにも知的過ぎるのが欠点である。従って、預言で語られているように、若年層が日本のリバイバルを担い、アジアなどの世界宣教に出て行く。これは純粋に神の栄光が現されるためである。
また、若年層自体の救いの為には、従来のオーソドックスな福音宣教ではなく、きわめて芸術的、創意的な内容のメディア伝道(ビデオ、テレビ)による。(by.ミッシェル・コーラル)
2. キリシタン大名型リバイバルは、異質な西洋の文化と共に来た。政治家や実力者が救われ、それゆえ地域の自治体や政党レベルでリバイバルする。ただし、これは、世の利得の欲望や妥協、偶像などの不純物を含む場合、信仰が純粋であるかどうかを試みる為、迫害・殉教の試練が後にやってくる。(インドネシアの迫害も)
政治家が救われ、政党がキリスト教化される事は、あらゆる社会事業などにおいて、クリスチャンが活動しやすくなるのはもちろんの事、今までの歴史において常にあった政治的な妨害の要素を取り除くうえで非常に重要である。
3. 海外からの器の油注ぎを起爆剤とするリバイバルで、海外からの良いものを改良し、よりすぐれたものとして海外に出して行くように導かれる。日本人は、戦前の武力でも、戦後の技術力でも非常に侵略的で、出ると強いという特徴を持つ。三回目は、あらゆる主の祝福が結集した、非常に強力な海外宣教である。
4. 天皇の救いによるリバイバル。天皇は霊的には日本の”王”であるから、日本にみことばの祝福が成就し、イスラエルと一つになる方向で、国全体が祝福を受ける。皇族とそれにつく者がユダヤ的なクリスチャンになってイスラエルに移住する時が来るかもしれない。天皇が抜けた後は単なる異邦の島ツロである。
5. イスラエルは、時計の短針のように全体的な傾向を表現し、平和的、発展的なリバイバルの要素でる。1948年に、イスラエル国が再建された時に、急に日本や世界が概して平和になったように、エルサレムの平和のためのとりなしが不可欠である。またこの時から、世界中に癒しを中心とするカリスマ運動が始まり、「教師」の職が回復した。
イスラエルと教会は、互いに一方が祝福されると他方も祝福される関係にある。逆に言うなら、終末の大艱難の時イスラエルが堕落する時、世界も大きく堕落する。今後のクリスチャンへの迫害と世界の大リバイバルについては、イスラエルについてのエゼ36〜39章にある大きな変化の予告に対応して起こる。(ユダヤ人のイスラエルへの移動 → ユダとエフライムの合体 → 偽りの中東和平、ゴグ・マゴグ → イスラエルの回復と世界の大リバイバル)
「エルサレムの平和の為に祈れ」
妨害の要素としては、
1. 仏教哲学や自力本願は非常に反キリスト的な思想(自己中心)で、キリスト教の教理(愛、三位一体など)とことごとく相反する。これは、原罪を持つ人間が考えやすい広き門であり、自然啓示からも、もう一度客観的にあかしされなければならない。(*)
2. 仏教の偶像崇拝、他力本願は、律法に違反するので、神によって呪われる結果をもたらす。偶像(特に、奈良の大仏)に関連する、インドからの戦いの霊が日本に長期に渡る戦乱ののろいを招いたと考えられる。(ヒンドゥー教では破壊の神のシバ神に相当。これはオーム真理教にも働いた悪霊である。)
3. 仏教の先祖崇拝、靖国の死者崇拝は、ペルシアや西アジアの霊的慣習が中国を経由して、仏教と共に日本に入ってきたもの。
4. 霊的姦淫(唯一神道の変遷、大戦時の教会の妥協)は、ホセア書にあるイスラエルの堕落の特徴で、特に注意しなければならない。
* 物質の構成要素の素粒子自体も、数学も、デジタル回路も、神の愛と三位一体をあかしする。
素粒子は、1.不確定性原理: 粒子であり同時に波動でもあり、またエネルギーでもある。 2.コペンハーゲン解釈: 物質はそれ自体では存在の意味を持たず、他があって初めてそれが認識される、まさにそのような存在。アインシュタインによる実在論は否定された。
オイラーの公式; 自然対数の底 e の i ・π乗は、−1。(ここで、i =√‐1、π(円周率)=3.14159265358・・・、e =2.7182818284・・・) なんと、マイナスの定義に、円周率と自然対数の底、虚数単位という数学上の基本定数が全部入っているエレガントな関係になっている。思索を最も純粋にした数学の、基本数学定数それ自体が、独立した存在ではなく、相互に関連し合って、しかもマイナスを表現している!。
論理回路にあっても、論理的な負である符号の反転の要素が無ければ、何ら発展的な回路は作れない。デジタル回路はNAND回路が基本となる。(NAND=AND
+ NOT)
被造物である自然は根底から、自己中心を否定する構造になっている。