(3) 地球共振周波数の測定;

 地球には、物理量は不明ではあるが、電磁場に反応する何らかの共振周波数が存在すると言われている。たとえば、テスラはテスラコイルを通して地球から電気エネルギ−を取り出したと主張しているし、何人かのフリ−エネルギ−論者はそのメカニズムを研究している。(地球共振周波数とは、
fe = 約2.8GHz/2**n(2.8G、1.4G、700M、350M、・・・・)だそうである。)
 そこで、筆者は、手持ちの発振器およびテスラコイルを用いて蛍光灯を点灯し、その周波数の近辺に変化が見られるかを調べてみた。


 
 すると、2.6〜2.75MHzの所で照度の値がジャンプしているので、このあたりで何かエネルギ−の発生らしきものがあるように見える。(ちなみに、この辺の”地球共振周波数”feは、2.73MHz(n = 10)であり、多少ズレているような気もするが、何となく地球共振周波数を捉えたような感触を受けるのである。)
 ところが、追試ということで、次に、テスラコイルの次側の巻き数を減らして行くと、L2が1000Tから900Tでもうこのようなジャンプは見られなくなったのである!。
 さらに、全く同じ実験を、RF発振器10MHz・10W、テスラコイル4T:100Tで行った結果もジャンプの無いものであった。(fe = 10.92MHz近辺 (n = 8))

 初めの実験に現れた照度のジャンプについては原因ははっきり特定できないが、おそらく蛍光灯の水銀イオンの不連続な遷移点に当たっていたように思われる。
 このように、高周波とか気中放電の実験ではイレギュラ−な結果が出やすく、安易に結論を出すことができない事に注意をすべきである。


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