ニューサイエンス実験のまとめ 

        ・・・・・  「空の空」 すべてが空しい。(伝道者の書・1章2節)


 終りの時、反キリストが特に惑わしに(自分が”神”であると世界中に主張する為に)用いる力には、霊的なものと、全くの偽りのもの(既存の物理現象を手品や魔術のようにカムフラ−ジュして用いているに過ぎないもの)とがあるので、それらを見分けなければならない。 

 ニュ−サイエンスやフリ−エネルギ−に関わる分野では、突拍子も無い仮説や数学的取り扱いのミスや物理的に全く別物であるようなものがまかり通っているように思われる。(それは、それらの根底にあるニュ−エイジ的な世界観がまちがっている為であると考えられる。(”科学から信仰へ”の項参照)
 もちろん、新しい物理現象や理論が今後発見される事を否定するわけではないが。)

 そこで、現在多くのフリ−エネルギ−論者たちによって提出されている、未知の物理現象が関与すると言われている現象や発明品について分類しそのいくつかを検証してみた。

 1. 実験の詳細による所感

   分類    項目        惑わしのポイント 実験のやりにくさ
の効果
エネルギー系 放電共振回路 電流測定を全体を捉えないで
一部に限定し、エネルギーを発生
しているように見せる
高圧・高周波の
測定ミスを利用
 テスラコイル 簡単に高圧高周波をつくり
美しく放電するので、
ミステリアスなイメージを与える
高圧・高周波、
電波障害
地球共振電磁場 蛍光灯などの放電管の特性を、
エネルギーの上昇効果のように
測定する
放電特性、
高周波の測定
磁力発電機(*) 直感的な力学効果によって、
あるいは可能かと思わせ、
実験を続けさせる
装置を作りにくく、
効果を測定しにくい
逆重力系    イオンクラフト 空気の電離によるイオン風を
それらしく説明
高圧装置要
電気化学系 パルス電解 電解電流の測定法のまちがい 測定しにくい
超心理・意識系 意識工学の
基本公式
電磁気学のエレガントな基本公式
を用いて、数学を知らない人に
もっともらしく見せている。
公正な実験結果からも相互作用無し(**)
数学を知らない人が
引っかかりやすい

     (*) ある町の発明家による実験結果
    (**) ノーベル賞物理学者であるジョセフソン博士の研究・著書による


 2. 結論;


 すべての要因を捉えていない、思い込みによる安直な結論を主張するものであり、可能性を追求させる事によって惑わしを継続させようというもの。

 「あのむなしい、だましごとの哲学によってだれのとりこにもならぬよう、注意しなさい。そのようなものは、人の言い伝えによるものであり、この世に属する(*)幼稚な教えによるものであって、キリストに基づくものではありません。キリストのうちにこそ、神の満ち満ちたご性質が形をとって宿っています。」」 (コロサイ人への手紙・2章8節)

 (*) ・・・ 幼稚な教え((ギ)ストイケイア)とは、アルファベットのABCのように、入門的な教え・初歩的な原理の枠を出ないで、発展性のない空しいものに陥らせる事を示す。



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