5. 終末・再臨への備え:
「また不法が増加するので、多くの人の愛が冷えるでしょう。 しかし、終わりの時まで踏みとどまった者は救われます。
そして、この御国の福音は、全世界に宣べ伝えられ、すべての民族にあかしされ、それから終わりの時が来ます。」 (マタイ24:12−1)
この今の状況は、まだ 「小艱難期時代(3年半) + 大艱難期時代(3年半)」の「7年間の終わりの時」(黙示録11〜13章)ではありません。 しかし、「生みの苦しみ(=リバイバルに伴う困難)」の時です。 この期間には、神様が古くから、預言者たちを通して語られた
複数の大きなイベントが成就する時期でもあります。
エゼキエル書38、39章の 「ゴグ、マゴグ」の所も、エゼキエル書26−28章の 「ツロ」、同29−32章の 「エジプト」 へのさばきの箇所も、旧約時代にも、新約時代の2000年の間にも、まだ成就していません。
「ツロ」は、預言の通りのバビロンのネブカデネザルではなく、アッシリアのアレキサンダーによって破壊されたからです。
エジプトはそのまま残っていて、ゴグ・マゴグの事件も起こってきませんでした。 それゆえ、これらの一連の預言は、終わりの時の直前の時、すなわち、現在の時代に かかっていることになります。
ここで、「マゴグ」は ロシア、 「ツロ」は いわゆる「ディープステイト(にせユダヤ、フリーメイソン、多国籍企業などの総称)」(*筆者は日本の事だと思っていましたが、後の示しで このようにしました)、 また 「エジプト」は アメリカ、 「シドン」はおそらく 中国、というように解釈できます。
「人の子よ。メシェクとトバルの首長であるマゴグの地のゴグに顔を向け、彼に預言して、(言え。)」(エゼキエル38:2)
「ペルシャと クシュと プテも 彼らと共におり、みな盾と かぶとを着けている。
ゴメルと、そのすべての軍隊、北の果てのベテ・トガルマと、そのすべての軍隊、それに多くの国々の民があなたとともにいる。」(エゼキエル38:5、6)
「多くの日が過ぎ、あなたは命令を受けて、終わりの年に、一つの国に侵入する。 その国は剣の災害から立ち直り、その民は多くの国々の中から集められ、久しく廃墟であった イスラエルの山々に住んでいる。 その民は国々の民の中から連れ出され、彼らはみな安心して住んでいる。」(エゼキエル38:8)
「マゴグの地のゴグ」、すなわち、ロシアのプーチン(あるいは彼が辞めればその後の人物)は、主によってあごに鉤を掛けられるようにして引き回され(38:4、39:2)、ついには
イスラエルを含む「中東和平」を周りの国々と締結させます。 しかし、これは偽りの条約であって、ある時、この和平条約を裏切り、同盟国の
「ペルシャ」すなわちイラン、 「クシュ」すなわち エチオピアやスーダンなど、 「プテ」 すなわち リビア、 「ゴメル」すなわち トルコ、 「ベテ・トガルマ」 アルメニアかドイツ?などの、イスラエルを取り巻く国々の軍隊、また 世界中の遠くのイスラム教の国々の軍隊 が、ロシアの指導の下に、よりによって主の国イスラエルへ なだれ込んで来ます。 略奪目的(38:13)なので、核は持っていくが使用しない。 イスラエルには、地中海沿岸の海底に世界一大きなガス田がある。 また、ソフトウェアの人材も多くいます。 プーチンは、さんざん自分たちを痛めつけてきた にせユダヤを、この本当のユダヤ人であるイスラエルと混同して、復讐するために このように攻撃してくるのです。 また周りの反イスラエルの、イスラム圏の国々も
これに協調して来ます。
「わたしは、ねたみと激しい怒りの火を吹き付けて 言う。 その日には必ず イスラエルの地に大きな地震が起こる。 ・・・・ 彼ら(ゴグの軍隊)は 剣で同士討ちするようになる。 わたしは 疫病と流血で彼らに罰を下し、彼と、彼の部隊と、彼の率いる多くの国々の民の上に、豪雨や 雹や 火や 硫黄を 降り注がせる。 ・・・」(エゼキエル38:18−23)
しかし、まさにその日、主が一度は捨て去って、国々を放浪していたイスラエルの民を集められ、再び顧みられる時になったので、主がご介入され、敵に激しい、超自然的なさばきを下して、ご自分の聖なること(=語ったことを必ず成し遂げられる神であること)を 全世界にあかしされます。
また同時に、イスラム教をエルサレムから追い出し、世界中のイスラム教も衰退させます。エルサレムは世界の「霊的な中心」だからです。 それゆえ、イスラエルの民には
「主が今も生きて、救ってくださった。」として大いに励まされ、ユダヤ教が全面的に復興し、エルサレムに第3神殿が建てられます。
また、その後の7年間は、ロシアが持ってきた核兵器を解体して、7年間の原子力燃料にします。イスラエルには原子炉2基がある。(39:10)
「小羊(=イエス・キリスト)がその七つの封印の一つを解いた時、私が見ていると、四つの生き物の一つが、雷のような声で、「来て、よく見なさい。」と呼ぶのを聞いた。
そして見ていると、見よ。白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、弓を手に持っており、また冠を与えられて、勝利の上に勝利を得ようとして出て行った。」(黙示録6:1、2)
「その馬(カルディア(バニロニア)の騎兵)は、ひょうよりも速く、日暮れの狼よりも敏しょうだ。その騎兵は遠くから来て、はね回り、鷲のように獲物を食おうと飛びかかる。」(ハバクク1:8)
ハバクク書の、「ひょう」とは、ダニエル書7章6節から、3番目の獣 =
啓蒙・科学技術の時代 をあらわし、その一般的な技術力をはるかに超える”軍事力”が、反キリストによって世界支配に用いられます。 経済力ではなく、著しい軍事力によってです。 ダニエル書には、「とりでの神を崇め」(ダニエル11:38)とあるように、軍事力を最優先します。
黙示録6章から、終わりの時が始まって第1番目に起こることは、小羊なるイエス様が、御父の手にある大きな巻物の 1つ目の封印(全部で7つの封印がある)を解く時に 起こります。 それは、「白い馬に乗った者」であり、(まだ霊を受けていないときの)「終末の反キリスト」が現われ、この世の支配者たちに戦いを挑み、勝利に次ぐ勝利をしていくことです。 これは、一見、この世の邪悪な支配者たちをやっつける ”正義の使者”(それゆえ白い馬)のように見えます。
しかし、本命の反キリストの霊は、まだ 強い御使いによって 世に出てくるのをとどめられています。(Uテサロニケ2:6、7) しかし、艱難期の真中(前3年半の後、後3年半の前)で、底知れぬ所(=アビス)から上がって、この白い馬に乗った者に 完全憑依して、「海」(=異邦)からの「終末の反キリスト」の出現となります。(黙示録13:1)
獣の国は、「十本の角」(ダニエル7:7)、「十本の角と7つの頭」(黙示録13:1)より、他の国が倒れ、また
3本が倒れて小さい角が出た(ダニエル7:8) ことによる EU10か国の可能性があります。(ダニエル7:8の「目」は複数で、フリーメイソンの「一つの目」とは異なる)
この時、反キリストは、自分は「神」であると宣言し、彼を拝まない者たちを大迫害します。 キリスト者は、あらかじめ主から命令を受けているので、彼を拝まず、彼の数字である666(六百六十六)の刻印も受けないため、徹底的に滅ぼそうとします。 この時「にせ預言者」が 「地」(=イスラエル)から現われ、彼を拝まないものを皆、迫害し殺させます。(黙示録13:11−17)
「人の子よ。ツロはエルサレムについて、『あはは。 国々の民の門(=エルサレムの通行税を取る関門)はこわされ、私に明け渡された。私は豊かになり、エルサレムは廃墟になった。』と言ってあざけった。 ・・・・ 見よ。
わたしは、王の王、バビロンの王、ネブカデネザル(=反キリストの前身)を、馬、戦車、騎兵をもって、多くの民の集団とともに、北からツロに連れてくる。」(エゼキエル26:2、7)
「・・・ おまえの財宝は略奪され、商品はかすめ奪われ、城壁はくつがえされ、住みごこちの良い家は取りこわされ、石や、木や、ちりまでも、水の中に投げこまれる。 わたしは おまえの騒がしい歌をやめさせる。 おまえの竪琴の音も もう聞かれない。 おまえは網を引く場所となり、二度と建て直されない。 主である わたしが 語ったからだ。−神である主の御告げ。−」(エゼキエル26:12−14)
「海の出入り口に住み、多くの島々の民と取引する者よ。 ・・・・ エジプトのあや織りの亜麻布が、おまえの帆であり、おまえの旗じるしであった。 ・・・・」(エゼキエル27:3、7)
「あなたは異邦人の手によって、割礼を受けていない者(=にせユダヤ)の死を遂げる。」(エゼキエル28:10)
黙示録6章の、白い馬に乗った者は、「ツロ」、すなわち、この世の影の支配者であるディープステイトを攻撃し、にせユダヤ、フリーメイソン、多国籍企業などのすべてを攻め滅ぼします。 ディープステイトは、「エジプト」 すなわち アメリカと 密接な関係にあり(27:7)、一部はアメリカ人ですが、偽物のユダヤ人(28:10)であり、ユダヤ教は信奉していません。したがってイスラエルに帰還する意思もありません。
彼らの莫大な富は、この反キリストの前身の者が 根こそぎ奪っていきます。 反キリストが出る獣の国は、「北から来る」(26:7) とあるので、元バビロニアのイラクは西からなので、北にある、おそらく
EU10か国(残りの国は統合 or 倒れる。盟主国はドイツ?)あたりではないかと思われます。 (一方、「にせ預言者」の出る「地」は、イスラエルの(イスラムが出た後に台頭してくる)バチカンと思われる。) ここで、たとえば「エレメント115」のような特殊な物質を使った UFOのような秘密兵器をすでに開発している、と考えられます。
「神である主はこう仰せられる。 エジプトの王パロよ。 わたしはあなたに
立ち向かう。 あなたは、自分の川の中に横たわる大きな わにで、『川は 私のもの。 私がこれを造った。』と言っている。 ・・・ あなたと あなたの川のすべての魚とを、荒野に投げ捨てる。あなたは野に倒れ、集められず、葬られることもない。 ・・・ 彼らはイスラエルの家に対して、葦の杖に過ぎなかったからだ。 ・・・」(エゼキエル29:3−7)
「わたしは バビロンの王ネブカデネザル(=反キリストの前身)によって、エジプトの富を取り除く。 彼と、彼の民、すなわち、最も横暴な異邦の民が その地を滅ぼすために遣わされる。 彼らは剣を抜いて彼らを攻め、その地を刺殺された者で満たす。」(エゼキエル30:10、11)
「 ・・・ その木陰には多くの国々がみな住んだ。 それは大きくなり、枝も伸ばして美しかった。 その根を豊かな水におろしていたからだ。」(エゼキエル31:6、7)
「彼(=反キリスト)は国々に手を伸ばし、エジプトの国も逃れることはない。」 (ダニエル11:42)
「高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ。」 (箴言16:18)
「エジプト」の国の真中を流れる大きな川、ナイル川は、かつてアメリカの中に流れてきた プロテスタントのキリスト教の流れと それに伴う恵み、と取ることができます。
しかし、このパロの高慢によって、自分が神となったゆえに、不法(=神の律法に逆らう事)がはびこり、それゆえ、聖霊の川に基づく恵みは干上がり、かつての繁栄は跡形も無くなり、地の獣と 空の鳥(=悪霊ども)の餌食となってしまいます。
また、特に、かつてイスラエルを積極的に支援してきたのが、イスラエルが頼りにするものでは無くなった(29:6)(=葦の杖は寄りかかると折れる、頼りないもの、ケガをする危険なもの)ことがその理由です。 左派ユダヤ(=にせユダヤ)は、本当のユダヤと確執があります。
そしてエジプト、すなわち アメリカでも、霊的な守りは無くなって、ネブカデネザル、すなわち、反キリストの前身の者が攻め込み、ほしいままにアメリカ中を荒らしまわり、多くの人々を殺し、富を略奪します。 アメリカだけではなく、アメリカにつく西側諸国をも 荒らしまわります。
この世の支配者たちを滅ぼす、この反キリストの前身の者の働きは、一見、”正義の味方”のように見えますが、これを喜んではいられません。 世の終わりの時をさらに進んでいくと、前艱難期・3年半のイスラエルのリバイバルが終わった時点で、とどめていた御使いが手を放し、「底知れぬ所(=アビス)」から
「反キリストの霊」が上ってきて、異邦の 「白い馬に乗る者」に完全憑依します。 すると、彼は がらりと性格が変わって、「自分は神である」と世界中に宣言します。(黙示録13:1)
また、「にせ預言者」が「地から」現われ(黙示録13:11)、反キリストを拝ませるように、彼の偶像が第3神殿の至聖所のケルビムのところに設置し(ダニエル9:27)、「火を降らせる大きなしるし」を行なって、全世界の人々を惑わします。 偶像が至聖所に現れた時点で、クリスチャンたちは
あらかじめ示されていた通り、荒野に逃れます。(マタイ24:15−18)
妥協しないキリスト者たちは、彼を拝まず、彼の数字である666(六百六十六)の刻印も受けないため、大迫害されます。キリスト教の勢力は
一旦、滅ぼされます。(ダニエル12:7)
異邦では大殉教が起こります。 殉教の祈り備えが必要です。
主にあって死んだ死者は、キリストが再臨される時、真っ先によみがえります。(Tコリント15:51、52)、 Tテサロニケ4:16)
「稲妻が東から出て、西にひらめくように」(マタイ24:27)、超自然的に
瞬間的に、キリストが再臨されます。 その時は、第7の御使いがラッパを吹き鳴らす時です。(マタイ24:31、Tコリント15:52 (最後のラッパ)、Tテサロニケ4:16、黙示録10:7、レビ25:9(7/1ラッパ、7/10贖罪の日、7/15−仮庵=千年王国)) レビ記の贖罪の日が、「贖い」の時の予型で、主が再臨されて、信じる私たちを引き上げる「携挙」の時です。(マタイ24:31、黙示録14:16)
ロトがソドムを脱出した後にさばきが成されたように、信じるクリスチャンたちがほとんど引き上げられてから、「7つの鉢のさばき」という、この世への最終的なさばきが行なわれます。
どのようなことが起こっても、祈り、みことばに堅く立ち、惑わされないようにしましょう。 終末の時につまずかないように、聖霊様による後の雨リバイバルに加わり、しっかりと浸って 予備の油としての聖霊様を受け取っておく必要があります。