聖書の背景


 終末論の基本的流れとして、ダニエル書7章・黙示録13章の預言がその中心的論拠である。
 ダニエル書によれば、歴史の中でイスラエル(あるいはキリスト教界)を支配した、四つの獣に象徴される支配的な国家あるいは国家群の現れが予告として記述されている。
                                         終末論参照
                  <二重預言の年表>

  B.C.   バビロニア  メド・ペルシャ  マケドニア       ロ−マ
  A.D.  ロ−マ 中世ヨ−ロッパ 近世〜現代    大バビロン
ダニエル書
7章の象徴
  しし    熊    ひょう    第四の獣
 (ひょうににており、
 熊の足、ししの口)
  特徴 ・ 鷲の翼
・ 人間
・ 不均衡
・ 三本の肋骨
 (マリア崇拝)
・ 四つの翼
・ 四つの頭
・ 大きな鉄のきば    
・ 十本の角
・ 七つの頭


 第四の獣の時代の特徴として、黙示録13−2によると、三番目と同じ”ひょう”のような体の獣である。これは、一見、啓蒙・科学技術の時代の延長線上にあるもののようにみえる。しかし、その実態はナチス・ドイツのような恐怖政治であり、圧倒的な軍事力がその支配のやりかたの基盤になっている。その時、魔術などの霊的な、または洗脳による惑わし・縛りも、神によって許される。
 反キリストの予型であるヒトラ−は意外にも霊的であり、魔術師・にせ預言者とつながっていたのみならず、彼自身もにせ預言者であった。
 そして、その軍事力などに付加的に公表される新規的な技術のように見えるものこそ、終末の時、一気に現れてくる”終末技術”なのである!。

 ただし、この類の技術は、本来の自然法則によるものと異なり、実に、しるしを行う悪霊の力により大々的に行われるものである。(現在、韓国の世界最大の教会の牧師であるダビデ・チョ−ヨンギ師もUFOは悪霊であると言っている。) また、反キリストの世界支配のための惑わしが目的なので、それらはかなり脚色・誇張された演出や作り話で満たされると予想される。


 この”終末技術”をハバクク書から見てみよう。 
 
 *「異邦の民カルデヤ人・・・・・地を広く行き巡る」(1章5−6節)
   ・・・ ユダヤではない北方の異邦、軍事的な文明国による突然の世界支配。

 *「馬・・・ひょうよりも速い・・・・・遠くから来てはね回り」(同8節)
   ・・・ 現在の技術の粋を集めた乗り物よりもすぐれた、すばやく飛び回ることができる軍事的乗り物。(UFO(未確認飛行物体)のうちの軍事的な乗り物。)ただし、その浮揚力などは通常の物理を超えた未知の物理法則を利用したものの可能性はほとんど無く、人の空中浮揚のような悪霊の力によるもの、あるいは、既存の飛行原理をそのように見せかけているものであると考えられる。

 *「裏切り者を」1.「さばきのため彼を立て」、2.「叱責のための岩として彼を据えた」(同12−13)
   ・・・ ある(異邦に住む)ユダヤ人(フリ-メ-ソンのトップ・ロスチャイルド家?)が反キリスト?。1.のさばきは対未信者、2.の叱責は対クリスチャン。((参)ダニエル12章7節)                    
   cf.「他の人(単)がその人自身の名において来れば、あなたがた(ユダヤ人)はその人を受け入れる。」(ヨハネの福音書5章43節) = にせ預言者

 *「網にいけにえをささげ、引き網に香をたく」  
   ・・・ 網、引き網 = 空中で遠隔的に大量殺戮を行なう事ができる兵器(ただし、かなり霊的である) = 「とりでの神(破壊・殺戮の悪霊 = 反キリストの霊)をあがめる」(ダニエル書11章38節) 


              戻る