4. 預言の吟味・見分け
新約時代の預言はまちがいを含む 〜 「吟味しなさい」 ・・・Tコリ14
すばらしい預言や、逆に、聞くに堪えない預言などについては、吟味を忘れがち。
1. 吟味の対象;
1) にせ預言者の見分け(未信者) 〜 実によって見分ける ・・・ マタ7−16
2) にせ預言(クリスチャンによる)の見分け
・・・ 傷などに働くにせ預言の霊(教会内反キリストの霊)の見分け。
にせ預言を乱発するようならば、その人の救いを確認したほうが良い。
聞く耳を持たない霊 ・・・ Tヨハ4−6
〜 さばくのではなく、「ためしなさい」 ・・・ Tヨハ2−19、4−1、2
* 兄弟愛の土台が語られている事に注意 ・・・ Tヨハ4−7〜12
3) 人からのものの見分け
「神のみこころを行おうとする願い」 ・・・ ヨハ7−17
(注) ・ 神のみこころとは人の願いではなく、神に語られた召しの中にいる事。
・ よほど惑わされない限り、結局の所、(従う事に遅れるかもしれないが、)
「わたしの羊はわたしの声を聞き分けます」
・・・ ヨハ10−27
2. 吟味のポイント;
1) 聖書(聖書的感覚) 〜 あくまで基準であり、これだけではわからないことがほとんど。
(特に、預言者の召しのありそうな人には、
預言書の自分の霊性と合う所を精読する事をお勧めする。)
ex) 期日指定の予告の預言はまちがいである可能性が強い
2) 霊的感覚 〜 「(預言・示しの見分けの)経験により、見分ける感覚を訓練された人」
みわけには本物と接するある程度の期間が必要、
偽物に接しても見分けは上達しない。
(主は変わらないが、偽物は変装する。)
・・・ ヘブ5−14
・ 主の平安、聖なる事、品性があるか? たといとんでもないことを
言われても深いところの平安と聖霊の喜びがあるか?
・ 主に心を向けさせるものか?
(注) ・ 感覚は主観的で狂いやすい事に要注意。感覚だけで走ってはならない。
このとき権威・秩序の中にいる事が守りになる。
・ 見分けの経験が必要。
・ 霊の見分けの賜物も有効であるが、主の導きのとらえを第一とする事。
3) 個人・教会に与えられている他の示し・導きと比較して一貫性のあるものか?
・・・ Tコリ13−9
4) 預言にメッセージ性があるか?
5) 預言の流れ ・ 何人かでたてつづけに預言をする場合
6) 預言における御霊の一致 ・・・ U列2−3、5
(注) ・ ミカヤの場合(T列22−14)もある。ただし、この場合明らかに
他の預言者たちが間違った場にいることがわかる。
(主の預言者であるはずにもかかわらず)
7) 結果吟味 ・・・ 予告・予知について
8) 終末時特有の霊的妨害 ・・・ ・ 律法・さばき的なもの(幼い教会に特有)
・ 逆に、おだてて高慢にして倒すもので、
神に対する恐れを無くさせる(反キリストの霊)
・ マリアを語る霊(偶像の女神、清い感覚が似ているが、
むしろイエス・キリストを小さくさせてその人を縛るもの、
・・・ 魂の深いところにかかわる、要注意)
9) 恍惚状態で語ることは史上一回のみ ・・・ 民11−25
「聖霊は力と愛と慎み(秩序)の霊」 (Uテモ1−7)
「預言の霊は預言者に従う」 (Tコリ14−40)
〜 いつでも本人が預言をストップできるはず。
(ただし、非常に強い預言の場合もある)
10) どんな有名な預言者であっても、間違いを含む可能性があるので、吟味が必要。