4. 天の御座の幻、7つの封印のさばき



 (1) 天の御座と24人の長老の幻;

 御座には御父が座しておられるのが見えた。幻に現れた御父の姿は、非常に激しく光り輝いておリ、碧玉(ダイヤモンド?)や赤めのうのように見え、回りに緑玉(エメラルド?)のように見える虹があった。御父は、あらゆる被造物よりもはるかに激しい感情的な方なので、このように輝きが激しく変化する形で幻の中に姿をお現しになったのである。また、虹は神と人との契約のしるしを表わす。

 御座の周りには、4つの生き物(全被造物を代表する御使い(6−1))が、彼らが造られてから今に至るまで、御父の御座の周りを一周するごとに御父の全く新しい栄光に輝く姿を発見するので、絶え間無く、「聖なるかな」と叫んでいた。

 彼らが主を礼拝する時、24人の長老(全キリスト者の代表を表わす御使い(7−13))は、王的権威であるを投げ出した。すなわち、既存の教会の階級制度が崩壊したのである。

 これは、使徒・預言者たちにより、全く新しいタイプのクリスチャンによって構成される終末の軍隊の教会が建てられ、リバイバルに用いられていく事を示す。 この第1軍の軍隊は、上から下まで完全に秩序が保たれているが、その階級や職権にこだわることなく、全員が親しい友人のように一致していた。彼らは賢く、”軽い艱難(*)”のうちに志願し、訓練を受けていった。(この軍隊には、霊的イスラエルの子孫(14万4千人の残りの十部族)を含む(?)。(黙7−4〜8、14−1) )

 そのようにして、地上の主の教会には、礼拝(立琴)と祈り(香)だけが残った

 この時、ほふられ犠牲になったということがすぐ判る、神の小羊なるイエス様ふさわしい者とされ、終末のさばきを成就する”巻物”を受け取り、その7つの封印を解いていったのである。(封印: 巻物を留める紐の結び目の上に蝋が付けられた。)
 * 後に志願するほど割が悪くなる。


 (2) 7つの封印のさばき;

 これは、「生みの苦しみの初め」と言われている個所である。(マタ24−4〜8) 
 この後半の期間、異邦のすべてに人々に福音が宣べ伝わり、キリストがあかしされ、また、大リバイバルが起こる。
 しかし、その起こるさばきは、今までの基準からするときわめて異常で恐るべき事である。


 ・ 封印1〜4;

 ・・・・  1. 反キリストによる世界征服の開始世界大戦争  2. 世界中で殺戮が頻繁に起こる、 3. 世界中の大ききんと主な食糧の猛烈なインフレ、 4. 死とハデスが解き放たれ地上の1/4が死ぬ(剣、ききん、死病、地上の動物(ペットにも注意))

 〜  「生みの苦しみの初め」であり、この時、リックジョイナーの預言(保守的クリスチャンによる、主の器のクリスチャンへの迫害による整え、黙13の前段階)が成就し、それから、最終的な異邦の大リバイバルが始まる。これらのさばきでも、まだいわゆる艱難期ではない。

 ・ 封印5;

 ・・・・  世界中でリバイバルとあかしがなされ、そのうちの、かなり数のの聖徒たちが殉教を遂げる。(異邦の大リバイバルに伴うあかしによる初期の殉教者) (マタ24−9、14 = ダニ11−35、12−3)
 彼らは正式に祭壇の下でほふられる者で、主の計画に組込まれた名誉の殉教者である。
 (リバイバルの教会の第1軍の残りは、さらに異邦のリバイバルに用いられ、また、第2軍、第3軍が立ち上がっていく。 また、特に選ばれた14万4千人は、後の小艱難期のイスラエルのリバイバルに用いられ、獣(反キリスト)によって全員殉教すると思われる。(=シオンの山にキリストと共にいる14万4千人(14−1)=男の子(12−5)=2人の証人?(11−3))

 ・ 封印6;

 ・・・・ 世界中に大きな地震
      太陽は暗くなり月は血のようになり、星は落ちる
      天は、巻物が巻かれるように消えて無くなる
      山や島が移動する。(大地殻変動) (cf. 黙16−20、最終的には、島は無くなり、山はすべて平地になる)
 〜 これらはとんでもないことである!。今までの科学、すなわち、地球物理学や進化論、天文学・宇宙論の常識をすべてくつがえし、神のさばきが始まることが、地上のすべての種類の人々(王、高官、・・・の、7種類の人々)にはっきりと示される。(cf. 東京大地震などは、福音書に予告されている通り、もっと初期に起こると考えられる。)
 神は、御自身が全宇宙の創造主でおられる事を、地球、太陽、月以外のすべての大宇宙にある天体を瞬時に消滅させることで、直接的にあかしされるのである。 これを見て、科学思想にがんじがらめに縛られている唯物論者などがやっと信じるようになり、また、不信仰なクリスチャンで悔い改める人たちも大勢現れてくるのではないかと思われる。 →  その直後、イスラエルの14万4千人の選びの確定(額に印)(7−3)((注)新生して聖霊の証印を押されている異邦人クリスチャンはすでに存在する。(エペ4−30))

 (注)  マタ24−29、マコ13−24、25では、大艱難期(荒らす憎むべき者と終末のにせ預言者)の後、また、主の再臨の直前に、これらの天変地異が起こるように書かれている。 しかし、イエス様のとりなしで、その後にヨハネに与えられたこの幻では、順序が変更されたのではないかと考えられる。黙示録が不変の最終決定版である。(←黙22−18、19) (さばきの予告が変更される事: 大艱難期の期間も、短くされている。ダニ12−11、12 → マタ24−22) (cf. ルカ21−12〜24は、当時のエルサレムの陥落のできごと(終末の前周期の成就)が挿入されているが、これは2重預言である。)

 ・ 封印7;

 ・・・・  天に半時間ばかりの静けさ、 7つのラッパの用意、 さらに、聖徒たちの祈り



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