(2) EPR現象の記述
設定は、2個のスピン1/2の粒子が、全スピン0の束縛状態から、
t 0時、2粒子が互いに反対方向に飛び出し、
t 1時、片方(粒子1)のスピン(z軸)を測定するものとする。
1) 全系;
2) 部分系;
粒子1を測定した時の粒子2の状態は、
粒子2(部分系2)の量子状態は、粒子1(部分系1)の測定によって何の変化も受けない。
(統計作用素を用いてあらゆる可能性を表現する事によって、EPRパラドックスは消える。)
また、不定の状態(Ψ0等)は便宜上のものであり、すべての量子状態は初めから定まっている、すなわち、偶然というものは否定された。