2. 各時期に起こる事柄


 3福音書にある終末時の出来事を、大きく三つの時期に分け書き出してみる。


 【 第一期 】 ・・・ 生みの苦しみの初め・迫害下のリバイバル

 ・ にせ預言者による惑わし ・・・ マタ24−5、マコ13−6、ルカ21−8
 ・ 戦争や戦争のうわさ   ・・・ マタ24−6、マコ13−7、ルカ21−9
 ・ 民族や国の敵対・ききん・地震 ・・・ マタ24−7、マコ13−8
 ・ 天からのすさまじい前兆  ・・・ ルカ21−10、11

 ・ これらは”生みの苦しみの初め(全世界とイスラエルのリバイバル)” ・・・ マタ24−8
 ・ 多くのにせ預言者    ・・・ マタ24−11
 ・ 不法            ・・・ マタ24−12

 ・ これらの状況下で、福音が全世界に宣べ伝えられ、あかしされる。 ・・・ マタ24−14

 ・ この時、”古い教会”による迫害があり、すべてのキリスト者はこの世の支配者の前へ出て聖霊により預言的にあかしすることになる。 
                         ・・・ マコ13−9〜11、ルカ21−12〜15
      ・ イエスのあかしは預言の霊です。  ・・・ 黙19−10
 ・ これは、後の雨としての最終的な世界規模のリバイバルであり、預言が用いられる。
                        ・・・ ヨエ2−28〜32、使2−17、18
      ・ 2人の預言者(証人) ・・・黙11−3〜13
          = 全地へ油を流し出す2本のオリーブの木 ・・・ ゼカ4−12〜14


 リバイバルの為に祈る教会や信徒の方は多いが、迫害や惑わし、戦争、地震・ききんなどの災害、また、預言、見分けなどに対する祈りの備えができているかという事が問われるのである。リバイバルと迫害・殉教とは切り離せない関係にある。また、惑わしについても、特に、現象で惑わされないようにする必要がある。

 (もちろん、ここまでの期間にはイエス・キリストの再臨の記述は無い。)


 【 第2期 】 ・・・ 大患難期(全世界の試みの時)


 ・ ”荒らす憎むべき者”   ・・・ マタ24−15、マコ13−14
   荒らす忌むべきものが神殿の先端に現れる   ・・・ ダニ9−27
   軍隊がエルサレムを取り囲む     ・・・ ルカ21−20
   反キリストの偶像がエルサレムの神殿に立つ  ・・・ 黙13−11〜15

  → エルサレムへのさばきが近い ・・・ ルカ21−22

  → ・ ユダヤにいる人々は山へ逃げなさい  
                      ・・・ マタ24−16、マコ13−14〜18、黙12−6
     ・ 屋上にいる者、畑にいる者    ・・・ マタ24−17
               〜 世界中で福音を宣べ伝えている人々
               
(聖霊によって超自然的に行動する大人のキリスト者)

     ・ その日悲惨なのは身重の女と乳飲み子を持つ女  ・・・ マタ24−19
               〜 リバイバルしていない律法的・幼子の状態の教会

 ・ にせ預言者による大きなしるしと大迫害 ・・・ マタ24−24〜28、黙13−11〜18


 【 第3期 】 ・・・ 天体の大きなしるしと主の再臨


 ・ 太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は天から落ち
                   ・・・ マタ24−29、ルカ21−26、ヨエ2−31、使2−20

 ・ キリストの空中再臨 (大部分の救い・全世界同時の携挙)

   ・ キリストは雲に乗って来る ・・・ マタ24−31、Tテサ4−17、黙14−14〜16
   ・ いなずまが東から出て西にひらめくように ・・・ マタ24−27
   ・ 御使いを遣わし、全地上から同時にクリスチャンを集める
                     ・・・ マタ24−31、マコ13−27、35
                     〜 同時なので朝、昼、夕、夜のすべての時刻の可能性

 ・ 地上再臨(イスラエルの残りの民の救い) ・・・ 使1−11、ゼカ14−4、ユダ−14、15
   ・ キリストはオリーブ山に立つ     ・・・ ゼカ12−10

 ・ さばき
   ・ エルサレムへのさばき    ・・・ マタ23−36、黙17−18
   ・ ハルマゲドンの戦い(全地の軍勢へのさばき)・・・黙16−16、エゼ38−21〜23
   ・ 全世界へのさばき(の残り)  ・・・ 黙示録(の残りのさばきの箇所)
   ・ この天地の滅亡(千年王国の後) ・・・ マタ24−34、35、Uペテ3−10




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