4. 石油の発見と天皇家のあかし



  シンディー・ジェイコブス師の預言によると(彼女の言葉が預言(=未来)であり、知恵・知識(=現在・過去)でないならば)、まもなく日本に大きな海底油田が発見される。その埋蔵量は、現在日本で消費されている必要量を充分満たすほど豊かなはずである。また、必要な鉱物資源も発見される。 大油田が発見され、日本が自給自足できるならば、主な石油輸入先であるイスラム諸国になんら懸念することなく、天皇家、伊勢神宮、古墳などの、日本古来の隠されてきた秘密 ・・・ 天皇家が古代ユダヤのエフライムであること ・・・ が大々的にあかしできるようになる。
  (シンディー・ジェイコブス師はカザフスタンの資源についても預言している)



  1. 最近の石油情勢:


  日本の原油輸入量に占める中東(サウジアラビア、クウェートなど)依存度は、2005年に90.2%ときわめて高い水準を維持している。それゆえ政府は中東外交を重視せざるを得ない状況である。
  近い所では、ロシアのサハリン1で見込まれる生産は全体の6%以下(100%の権益で25万バレル/日)に過ぎないが、調達先の多様化、近距離化を目標としたプロジェクトだった。
  しかし、最近、資源支配にロシアが強硬になっている。サハリン2について、1990年代のエリツィンは天然ガスや原油の開発に外資を積極的に導入したが、外資が100%のサハリン2はプーチン政権に変ってから、政府系ガス会社”ガスプロム”は出資率25%を狙っていた。06年9月18日ロシア天然資源省は、環境保護を理由にサハリン2の工事許可を取り消した(07原油、08LNG輸出予定だった)。サハリン1についてもロシア側の権益拡大でロシア政府の圧力が高まると予想されている。サハリンプロジェクトは天然ガスを船で日本に輸送する計画であったが、最近需要が伸びて高価格で取引する中国向けにガス・パイプラインで輸送する計画に変ってきている。2010年前後に、オーストラリア、インドネシアのLNG(液化天然ガス)の長期輸入契約が相次いで更新期を迎える。米国、中国、インドなどのエネルギー消費国が”LNGシフト”を進めている中で、日本が現在の調達先を従来どおり再契約できるかどうかは未知数である。
  また、イラン・アザデガン石油の開発問題で、油田に対する日本側の権益を現在の75%から10%に減らすことで合意した。この縮小は、イラン核開発に対する経済制裁への動きがあるとみられている。世界各国の資源争奪戦は激化するばかりで、今回の権益縮小は日本にとって大きな打撃である。アザデガンで投資した100億円は回収不可能となる見込みで、開発会社の親会社であるINPEXの株価は急落した。

  中国の国有石油会社は、積極的に石油・天然ガスの買収に乗り出している。(05 8月カナダのペトロ・カザフスタン、06 6月英メジャーのロシア・ウドムルトネフチ、ナイジェリアの海底油田権益を買収、インドと共同でシリアのアルフラットを買収) 一方、資源保有国の”資源ナショナリズム”は強まるばかりで、インドネシアは日本への天然ガス供給の削減を通告してきた。
  残されている世界各地の有望な資源供給源となる地域は、国際情勢によって左右される”地政学的リスク”を抱えた地域がほとんどで、日本はそのリスクを犯しながら開発を進めていかなければならない困難な状況にある。



  2. 既存の日本の油田:


  世界で生産される石油の25%は海底で採掘されている。現在日本で採掘している油田は、新潟沖(阿賀沖、新潟海盆、水深80m、採油層の深さ2000m)と磐城沖(常磐海盆、水深154m)であるが、埋蔵量は世界最大のサファニヤ海底油田(サウジ)の1000分の1以下と言われ、現在 日本の石油の自給率は0.2%に過ぎない。

  東シナ海・尖閣諸島周辺海域(沖縄の南西沖にある大陸棚、石垣島から北北西170km)の海底油田は、1968年秋に国連・アジア極東経済委員会(ECAFE)によって調査が行なわれ、翌年の報告によるとこの海域は将来の世界的な産油地域になると記されている。原油推定埋蔵量は、
  1095億バレル(1969、70 日本側調査)、700億〜1600億バレル(1980年代初期 中国側推計) であり、埋蔵量はイラクの1125億バレルに次いで世界第2位である。(イランのアザデガンは、260億バレル) ただし、調査当時(1960−71年)の原油価格は1バーレル2ドル前後(現在は約60ドルと当時の30倍に高騰)であり、経済ベースに乗らないとして、東シナ海の海底大油田(ガス田)は忘れ去られていた。

  しかしながら、問題はきわめて政治的なことである。世界の工場・中国は、エネルギー資源確保に躍起になっている。
  2006年3月8日、日中の第四回局長級協議が開催され、中国側が示した共同開発案は、日本の海底領土の資源を犯す(事実上盗掘する)ものであり日本側は当然拒否する方針である。東シナ海の海洋権益境界線について日中で大きな隔たりがあり、北京共産党政権は日本側に譲歩する可能性は全くないと予想されている。
  中国は、東シナ海を完全に”自国の海域”とアピールするため、領有権の既成事実(実行支配等)を積み重ねている。(調査は自由であるが)日本政府も産業界も石油開発に乗り出せず”弱腰外交”と言われているのは、国内の親中派の圧力のために日本の国論が分断されているためと考えられる。


  * シンディー・ジェイコブス師の”預言の言葉”が「知恵・知識」であるならば、明らかに東シナ海大油田のことであり、日本政府の外交的な知恵を祈り、この大油田を完全に日本のものとするよう働きかけていくのが御心である。しかも、リック・ジョイナー師の預言によると、中国はある期間 共産主義政権が崩壊することになっているので、日本政府が動きやすくなる可能性が強い。
  未来を予告する「預言」であるならば、新規の大油田が発見されることになる。ヨセフ族・エフライムには、

  「・・下に横たわる大いなる水の賜物、・・・昔の山々からの最上のもの、太古の丘からの賜物・・」(申命記33:13−16)

のように地下資源の祝福の予告があることで確認できる。(賜物=神様からの贈り物、かなり不思議な所にあってもおかしくない) 現在の採掘技術は昔に比べ格段に発達しているのでこの可能性は大きい。一般的には、石油の集積が期待できる場所は、堆積物の厚さが1km以上である海盆で、石油を貯油しやすい背斜構造などが発達している所であると言われている。



  3. 天皇家のイスラエル性のあかし:


  日本人の遺伝子は、平均16%が中東・アフリカ系で、これは他のアジア人種には見られない大きな特徴である。かつては”縄文人”、”弥生人”として区別されていたがそうではない。(→ 日本人のDNA系統分析の特徴について
  日本の古代神話や秦氏一族の日本移住など、イスラエル性をもつ人種と文化が日本の歴史の中に入り、(途中、仏教により変遷されているが、概して)保存されてきたことは、数々の証拠により明らかである。

  日本神道の総本山的な存在である”伊勢神宮”には、@外宮に”豊受大神”(=ヤハウエ神)、A内宮に”天照大神”(=カナンの太陽神(偶像神))が祀られ、B内宮の地下殿には秦氏が所有していた”ハタザオ(=東方キリスト教の十字架)”があって、日本成立の中心的な歴史をあかしする証拠が集結している。他の多くの神社にも、旧約の主ヤハウエとカナンの地の偶像とを同時に崇拝することに特徴をもつ”イスラエル性”、あるいは、秦氏が持ち込んだ東方キリスト教の性格が現れている。(靖国神社は成立が明治以降、また仏教と習合した神社などは除く)
  天皇は本来、古来の日本神道の”祭祀王”であり、古代イスラエルの王と同じ立場である。ただし、北イスラエルは外国(の神々)により頼んだ罪(=ヤハウエ神以外に偶像崇拝したこと=(霊的な)姦淫の罪)のためアッシリアの捕囚となり、その後 ホセア書3章のホセアの妻ゴメルのように、長い間 王としての実権を失って東のはずれの国で軟禁状態にある。(ホセアは北イスラエル最後の預言者)

  「それは、イスラエル人は長い間、王もなく、首長もなく、いけにえも、石の柱も、エポデも、テラフィムもなく過ごすからだ。その後、イスラエル人は帰って来て、彼らの王ダビデを尋ね求め、終わりの日に、おののきながら主とその恵みに来よう。」(ホセ3:4、5)

  ここで問題なのは、天皇家、あるいは、日本の 隠された事実が明らかにされることが国際問題となること ・・・ 特に、原油の輸入先がイスラエルに敵対しているイスラム圏であること ・・・ を恐れ、日本政府は古代遺産の学術調査を極端に制限していることである。神様のわざにはすべて時がある。もし、大規模な油田が日本に発見されるならば、少なくとも経済的には問題なく 天皇家のイスラエル性をあかしすることができるのである。そして、このあかしは日本の国をひっくり返し福音宣教の大リバイバルに直結していくと思われる。

  「もしあなたが、野生種であるオリーブの木から切り取られ、もとの性質に反して、栽培されたオリーブの木につがれたのであれば、これらの栽培種のものは、もっとたやすく自分の台木につがれるはずです。」(ロマ11:24)



     (参考文献) 3.について、・ 「日本の中のユダヤ文化」、久保有政、学研、2003
           ・ 「DNAから見た日本人」、斎藤、ちくま新書、2005 3   ・ 「DNA人類進化学」、宝来、岩波科学ライブラリー、1997

  * 「DNAが解き明かす日本人の系譜」、崎谷満、勉誠出版、2005 8 によると、

  ”Y染色多型体の分析による最新の結果では、旧石器時代(?)にシベリア経由で北海道に来たC3系統、縄文時代(?)に華北・朝鮮半島経由で来たD2系統、弥生時代に同じく華北・朝鮮半島経由で来たO2b、O3系統が、(沖縄を含む)日本列島のヒト集団を形成し、南方から沖縄経由で来た痕跡はごくわずかである。
  アフリカ(?)をあとにして広がった人類は大きく3つのグループに分かれたが、日本列島にはその3つのグループのすべてが集まっていて、これは全世界的に見て他に類の無い特徴である”、とある。

    ・・・・・ ヨセフは、エジプトの祭司ポティ・フェラの娘アセナテと結婚してエフライムとマナセが生まれた。(創41:50) Y遺伝子は父系遺伝する。 したがって、日本人には、一般の東アジア系(ヤペテ系: 縄文系+弥生系といわれたグループ)に、ヨセフのユダヤ系(セム系)とエジプト人(ハム系)のDNAが入っていることとよく合っている。


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