十字架信仰の力 ・・・・・・・  2016年巻頭言
                                                           2016 1/5



  2015年9/13日没(「ラッパの日」)(9/23「贖いの日」)からの約1年間、「ヨベルの年」に入ってまいりました。 「ヨベルの年」(レビ25:10−13)は、「解放の年」、「自分の土地に帰る年」であり、国としてのイスラエル および、霊的なイスラエル(「隠れたユダヤ人」、ローマ2:29)である 救われているクリスチャンに対し、これらの実質が現れるものです。
   それまでの 一時的にストップしていた「安息年」(=種蒔きも刈り入れもしてはいけない 土地を休ませる年)が終わり、一転して、次々と本来の召しが開かれてきた人も多いと思います。

  「安息年」に関しては、ユダヤ教ではほぼ決まっていますが、「ヨベルの年」については 正式には決まっていません。 米国メシヤニックジューのラビ、ジョナサン・カーン師(霊的に△)によれば、イスラエルに関する著しい出来事を基準に計算し、1967年6月、イスラエルが六日間戦争でエルサレムを奪還、その49年前の1917年(大正6)は、11月・英 パレスチナにユダヤ人国家を約束(バルフォア宣言)した年であり、これらから上記の年(2015年9/13〜2016年9月末)が算出されました。
  さらに筆者が気がついたのは、さらに49年前の 1868年10/12に、「明治天皇即位」が行われたことです。これは、天皇家のイスラエル性を証していると考えられます。 エフライムの子孫である天皇家が、再度 ”王権”が戻り、東京に遷都したということです。(→ (5)皇室のDNA の下)




  さて、「主はことばの神」であり、「わたしの羊は、わたしの声に聞き分けます。」(ヨハネ10:27) とあるように、クリスチャンの歩みにおいても、(弱さ以外の原因で、)主の御声を聞けない人がいるならば、「救い」について もう一度確認する必要があります。

  時々、信じたばかりの人や初心者の人が、イエス様の十字架の苦難ばかりを強調することがありますが、ここで大切なのは、「神」でおられる御子イエス様が、あえて 十字架の死にまで従われた、という点にあります。この「十字架」こそ「の愛」の最高の表れでした。 100%神であられる方が、100%人として来られたのです。(人として来られた時でも、その霊はです。当時、イエス様の前にひれ伏して拝んでもよいのです。もちろん、御生涯全般で神に従う信仰者の模範を示されましたが。) そして、イエス様が「神のひとり子」であるがゆえに、神の御前に、罪のための なだめの供え物として、ただ一度の十字架が 完全なものとなったのです。
  ただし、イエス様が十字架の死後、よみに下られた時、ゲヘナを体験された ということは間違いで、異端です。(ケネス・コープランドの異端教理) 贖いのわざは 十字架上ですべて「完了」(ヨハネ19:30)しているからです。 よみでは、ノアの洪水前の人の霊たちに みことばを宣言されました。(Tペテロ3:19、20)
  イエス様は、人として来られた時も 霊は第2位格の神であり、聖霊様(第3位格の神)に頼らなくてもご自身で再創造のわざをなすことができ、また、十字架からもいつでも降りることができ、また敵を一瞬にして滅ぼすこともできました。しかし、わたしたちのために 模範を示され、ご生涯を通じてあえて聖霊様に全面的により頼んでわざを行われました。(ヨハネ5:19) 十字架の時、御使いたちは 周りにびっしり取り囲んでいて、イエス様から発せられる命令を今か今かと待っていました。 しかし、父なる神の愛のゆえに、愛の力によって、そのまま十字架の死をまっとうされました。



  最も悪質な敵の策略である”聖書改ざん”も 実に、このポイントです。 現代訳聖書の代表であるギリシャ語訳新約聖書(1882、1892)は、当時発見された シナイ写本(4世紀、発見時 廃却予定だった)と合わせ、グノーシスの影響を受けた”アレキサンドリア型”の改ざん聖書であり、その悪影響は 後に出版された聖書全体に及ぶものとなりました。 ルターの時は健全な”ビザンチン型”新約聖書。
  この 捻じ曲げられ、抑えられたポイントは、「御子イエス様の神性」、「神の三位一体」、「カリスマ(御霊の賜物)信仰」など、主の存在の本質、具体的に主が生きて働かれること、主の裁きの要素などを中心としています。 みことばに基づく プロテスタント信仰の信仰者であるならば、本来の正しい聖書のみことばが何であるかを、再度、注意深く 確認していかなければならないはずです。(→ 聖書改ざんの修正

  この改ざん聖書の影響で、大きく分けて2つの教理が決定的に悪影響を受けてきました。

  (1) カリスマ信仰が圧迫を受けてきました。 日本語訳聖書も、マルコの福音書の終わり(16:9−20が削除されているなど)翻訳がよくありません。(→ 聖書改ざん修正 の2.3)、4) )  大衆伝道者で有名だった 故本田弘慈師は、写真による霊の見分けでは良いのは、彼が五役者の「伝道者」の召しに忠実であり、長い間”反カリスマ”の立場にいたにもかかわらず、主が悔い改めの機会をお与えになり、○谷姉妹を通して 死ぬ前に”反カリスマ”を悔い改めたことによります。 終わりが良ければ すべて良しです。 ここで大切なのは、最後まで(再臨、殉教にかかわらず)聞き従いの信仰の道を全うすることにあります。
  8月に亡くなられた滝本明師は 残念ながら霊的見分けでは良くありません。(状態は死亡と同時に固定されます) 福音派の牧師も 数十%程度の割合で ”救われていない”可能性があります。なんと、牧師の”救い”のために信徒たちが祈る、という話は しばしば聞かれます。 制度的な神学校を出たからといって、必ずしも「牧師」に召されているわけではありません。救われていない可能性すらあります。また、神学校の按手礼で 異なる霊を受ける場合もあります。

  確かに一度信じて救われます。 救いの保証として聖霊様を受けます。(エペソ1:14) 神の御国を味わうこともあるでしょう。 しかし、「救い」は、最後まで全うされなければならないのです。(ピリピ3:12) イスカリオテ・ユダは、裏切る直前まで、なんと主によって 宣教の力の権限を与えられ、他の弟子たちと共に奉仕をしていました。 ダビデの子ソロモンは、どんな天国見聞録によっても、知り合いで天国を見てきた人によっても、天国には見当たりませんでした。あの「箴言」、「伝道者の書」、「雅歌」の大部分を書いたソロモンがです。 もっとも、ソロモンはダビデの不倫の子(殺されたウリヤ(ヒッタイト人)の妻バテ・シェバの子)であり、その のろいは10代まで続き(申命記23:2)、のろいが切れたのはようやくヨシヤ王の時あたりから。(跡継ぎは世襲ではなく、ダビデ自身が選ばれたように、直接 主によって立てられるべきだったと思われます。)
  また、一時的に神の霊によって預言したが救われなかった人々に、サウル王(Tサムエル19:23)、大祭司カヤパ(ヨハネ11:49−52)がいます。

  そして主は、警告しておられます。 反カリスマは、救われる機会を失うスレスレの所にいます。もし、聖霊様のご臨在が強く、神のわざが明確に現れているならば 危険ということになります。(「ウザ」、「アカン」、「アナニアとサッピラ」 )
  * もっとも、「赦されない罪」(マタイ12:31、32)が適用されるのは、イエス様が宗教家たちに語られた その時だけです。 イエス様のところに来れば、人はどんな罪でも赦されるからです。 (by.フルクテンバウム)  この マタイ12:31、32 の後は、イエス様はすべて「たとえ」を用いて民衆に語っています。このことにより、聖霊を汚す罪によって救いを失うということは 後の時代にはなくなりました。 ( → 十字架の力(3))

  また、主が語っていないのに、人のことばや、敵のことばを 主のものにすり替えるようなことをするならば、これも、主の臨在のみならず、救いを失う要素となります。(聖霊派のうちのカルト的な教会でよく見られます。) 終末の 「にせ預言者」へのさばきは、反キリストに対するさばきと同等のレベルです。この世と妥協するならば、惑わしの霊が働きます。(U歴代誌18:21) 終末の にせ預言者は、反キリストを拝ませるほどの あからさまな偽りを行います。 真の器は皆 批判を受けますが、彼らを告発するような牧師なども 彼らの仲間です。告発はサタンのすることです。 敵に用いられた器は その用が済むと(イスカリオテ・ユダのように)使い捨てです。


  (2) 世の終わりの「艱難期」の前に携挙される、という”間違った教理”も流布しています。 もし 終末を通る祈り備えをしていなければ、その時 地上にいることの失望・落胆はどのようなものになるでしょう。リバイバルの次は 迫害です。 他人の受け売りではなく、(まだ十分に分かっていない部分があるとはいえ、)正しく聖書を解釈して、正しい終末観で対応していく必要があります。
  大きな流れとしては、
   1) 御子イエス様が、十字架と復活の後に天に昇られ、ペンテコステの時から「聖霊様」が下られました。(ヨハネ16:7、14、15)
   2) 御子イエス様が「再臨」されると、「御霊の賜物」の働きは止みます。(Tコリント13:10) そして、イエス様は、地上の千年王国で「王の王、主の主」として1000年間支配されます。
   3) 「新天新地」、「新しいエルサレム」以降は、御子イエス様は 御父にすべてを渡します。(Tコリント15:24)

  この1)と2)の間に7年の艱難期があり、前3年半(イスラエルのリバイバルと艱難期(同時))に続く、後3年半(異邦人の艱難期)の直後に 空中携挙があります。 主の再臨の時の Tテサロニケ4:16 の黙示録との等時性は、
  @ 「主は、号令(=(一回の)叫び a shout)と、」 ・・・ 「ししがほえるように大声で叫んだ」+「7つの雷」+「小さな巻物(=黙示録の挿入部:11〜14章))」(黙示録10:2、3)
  A 「神のラッパの響きのうちに、」 ・・・・ 「神の第7のラッパが響くその日、神の奥義(=空中携挙)が成就する」(黙示録10:7) ・・・ これが本当の空中携挙!
  B 「御使いのかしらの声」 ・・・・・ 「かまを入れて刈り取ってください」(黙示録14:15)
  ラッパは主の再臨に伴う重要なしるしです。「主は大きなラッパの響きと共に御使いを遣わし、選びの民を集める。」(マタ24:31)
  また、この空中携挙のとき、生き返った死者(=主の祭壇の下にいた殉教者の霊たち(黙6:9)を含む)も 生きている者も、同時に 「朽ちない体に変えられます。」(Tコリント15:51、52 の「奥義」) 「ラッパ」の10日後の「贖いの日」(レビ23:24、27) その後「仮庵」=「千年王国」。

  (参考: → 聖書改ざん修正 の2.10) 、大きな流れとして 聖書改ざん修正(2)の 7) 、 イスラエルと終末の流れ




  「主の忍耐は救い」(Uペテロ3:15)です。 21世紀に入り、いつ「終末の時」が始まってもおかしくない時に入って、「自然啓示」によっても、最終的な主のあかし がなされるようになりました。 この 自然啓示によっても、「御子イエス様の神性」と 「神の三位一体」があかしされています。(→ 思索と 自然を 貫くもの(1)(2)


  ここ数年で、DNAの解析結果がまとまり、基本的なヒトのDNA解析が終わり(2010年)、古い 微量の資料からでも、その男系(Y染色体遺伝子のDNA)、女系(ミトコンドリアDNA(mt-DNA))のルーツを辿り、正確に比較・分類することが可能となってきました。 このことは、日本人や天皇家などのユダヤ性、古代日本のルーツ、歴史などに、より正確な知見を与えています。
  その結果、古代日本において、日本書紀をはじめとする、大いなる”歴史改ざん”が行われたことが暴露され、日本の古代史が大きく塗り替えられる可能性が出てきました。また、日本に数%いる mt-DNAの N9a、N9b 系統が、失われた北イスラエルの それぞれ マナセ族と、エフライム族の半分である可能性が出てきました。 そして、現在の天皇家も、元々 エフライムの子孫であるとすれば、すべての歴史のつじつまが合うようになってきました。 さらに、大乗仏教や日本神道なども、本来、キリスト教(景教や原始キリスト教)に帰依すべきものであるということが 明らかになっています。ただし、偶像崇拝の罪を完全に悔い改めることが必要です。 ( → 古代日本のDNAとその性格(2) の(4)、(5)、 聖徳太子の謎

  このように、日本に対する 主による計画が明らかにされ、敵が大いに妨害してきた歴史を持つ ”東の要の国”として、東のほうからの大リバイバルが起こることが 速やかに成就していきます。(イザヤ59:19)


  本物の 主の器は、この世からはあまり良く見られないものです。(もし、本当に用いられて、上からの評判も良いとなると、逆に 不安を感じます。 ex) 見分け的には、目は良いが、声がNGなど。) は ご自身が立てた器たちを用いて、あえて事を成し遂げられます。
  2015年は、幾人かの主の器が 犯罪者扱いされ、拘束され、非難・中傷されてきました。 Dr.金山師の油まき事件、ジョセファット・ガジマ師の当局による不当な拘束などです。霊的にダントツに良いヘンリー・グルーバー師も、ダビデ・チョーヨンギ師も、深刻な非難・中傷を受けました。その他、大川師などもいろいろ言われていますが、見分け的には悪くありません。
  これには、特に、五役者の再配列という 大リバイバルの準備がなされる目的があります。(→ 事件の詳細 3. )



  世界の動きとしては、

  1) ドイツへのシリア難民流入: 2015秋からのシリア難民の大量流入により、ドイツと その周辺国は 「ゴメル」の様相になってきました。来るべき「ゴグ」(=ロシア)の召集を受けて 偽りの中東和平と イスラエル大攻撃に参加する方向に行っています。(2015年のドイツへの難民・当初予想の80万人を超え、109万1894人。出身国:シリアの43万人、アフガニスタン、イラク)

  2) 経済的に孤立したロシアは、10月からシリア空爆を開始、名目は ISIL拠点の攻撃、しかし実際は アサドに対抗するシリア反体制派を攻撃しています。
  ロシアの目的は、石油・天然ガスに頼るロシア経済(輸出の75%)のため、対ヨーロッパ中東天然ガスパイプラインの要であるシリアのアサド政権を掌握することにある。(= ウクライナ・クリミア併合も 対ヨーロッパ・パイプラインの要で、同じ戦略!) イスラエルとは、対トルコ、および シリアの安定化が防空の利害共通のため、ロシアが急接近している。イスラエルはすでにヨルダンを防空している。
  さらに、イスラエル沖の世界最大の天然ガス田も、ロシアは当然 視野に入れているはず。(→ 十字架信仰の力2015 下のほう)

  * 1980年代にもレーガン政権の高金利政策によって石油価格下落となり、ワシントンの軍拡にモスクワが対応できなくなり、91年 ソ連崩壊となった。今回も、石油や天然ガスの税収を基盤とする露政府の基金19年にも枯渇すると予想されている。

      →  石油経済戦略を動機とするロシアが中心になって行う、偽りの中東和平


  3) アメリカの策略で弱体化していたイラク軍がようやく巻き返し、イラク国内からISISを駆逐しています。1/20 ISトップのジョン(霊的に最悪クラス)は空爆で死亡した(15 11/12米軍無人機ミサイル)との報道。   → 時事2015 の1.中東情勢

  4) サウジアラビアなどとイラン国交断絶(1/3)  原爆放棄宣言、欧米の経済制裁解除により、イラン産原油の輸出拡大

  5) 北朝鮮・地下核実験(1/6) 最近の金 正恩(キム・ジョンウン)体制では、大規模粛清など不穏な動き。

  6) 爆買い中国人への中国での規制が始まり、日本の地方経済はその影響を受けそう。 中国不安と石油価格低下により、円高戻し、株価下落。(120円台半ば→115円/ドル、1月/F) 今回は外部要因なので、黒田日銀の3度目の金融緩和 効かなそう。 (追加) 1/29 日銀が、投資や企業への貸し出し増を狙い マイナス金利政策の奇策。しかし 需要のパイが変わらなければ誰も借りず効果なし。公共投資のほうが良いのでは?(時事2015 の2.日本経済の状況)

  7) TPP は、なんと米国が離脱の動き。オバマは去り、クリントン、トランプ氏はTPPに反対。(トランプ氏は、政治家経験が無く、”シリアは凶暴な犬”、”メキシコは強姦魔”、”イスラム教徒の米国入国を禁止すべし”、という失言にもかかわらず支持率40%でトップ。 日本には、軍事、IS対策に対して平等を求めそう。) ・・・ 欧米には旧来の政治への不信が広がり、右傾化している。 グローバリズムはいつしか崩壊し、世界的なナショナリズムの方向へ(マタイ24:7)


  8) (追加)1/29 福井県高浜原発3号機が再稼動。(プルサーマル方式、MOX燃料) まさに、預言・幻で示された福島と違う色の同じ大きさの円であり、プルトニウム(?)による放射能汚染が起こりうる非常に危険な状態となりました。(必ずしも地震によるとは限らない。) 地元の方はもちろん、京都あたりまで、あらかじめ他地域に脱出したほうがよいと思われます。



  今年が「ヨベルの年」ならば、イスラエルにとって大いなる躍進の年となるはずです。(ならなければ、計算間違い! 今年は普通の ”非安息年”。ただ、次の49年後というのは あまりにも遅すぎ?) ゴグ・マゴグの大事件(エゼキエル38、39章)がいつ起こるか、ロシア、イスラエル、中東から目が離せない状況です。
  * ロシア = マゴグの地、 プーチン? = ゴグ 
  * 終末の反キリストは また別で、北朝鮮の金 正恩(キム・ジョンウン)という説があります。確かに性格的には ネロ・カエサル(=666)に近い。(自分の親子像を拝ませている) → ネロの犯罪性  「獣の国は暗くなった。」(黙示録16:10) 北朝鮮の衛星画像では 周りの韓国、中国と比べ電力事情が悪く、夜はきわめて暗い。 「ガザは今(も)荒れ果てている。」(使徒行伝8:26)、 「イシュマエルの子孫はそれぞれ自分のすべての兄弟たちに敵対して(倒して)住んだ。」(創世記25:18)と同様に、時間を越えた示し。


  エルサレムの岩のドームの隣に第3神殿が建てられると、そこでの捧げものはたとえ羊であっても、主イエス様の十字架を冒涜する行為なので、この行為そのものが「荒らす憎むべきもの」となる可能性があります。(by.ヘンリー・グルーバー。 ただし、本当の「荒らす憎むべき者」とは、”反キリストの偶像”のこと) また、バチカンが秘密裏に そこに教皇の座を設ける動きがあります。 ただし、にせ預言者は 反キリストを拝ませるので、ローマ教皇=反キリストではありません。 これらのことが段階的に起こっていく ということです。







   「父よ。彼らをお赦し下さい。彼らは何をしているのか自分でわからないのです。」 (ルカ23:34)

   「十字架のことばは、滅びにいたる人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力です。」 (Tコリント1:18)

   「あなたがたによく言っておく。女の産んだ者たちの中で、バプテスマのヨハネより大きい人物は起らなかった。しかし、天国で最も小さい者も、彼よりは大きい。」(マタイ11:11)


  現在は、御子イエス様の十字架によって開かれた、神様との新しい契約の時代、新約時代です。 旧約時代の律法や、イスラム教の、「敵を憎め」という教えから脱却した時代です。 「求めよ、さらば与えられん。」(マタイ7:7)というのも一つの重要な真理ですが(とりなしの賜物を持っている人は、成就するまでこのように祈り続けます)、いままで さんざん(旧約的に)祈って 聞かれなかったテーマを、「敵を愛する」、「赦す」、「敵のためにとりなす」、というように切り替える必要があります。(マタイ5:44、6:14) イエス様に「感謝」を語る(→ 礼拝と感謝の力 = すべてのことについて主の主権を認めること、礼拝)と同時に、積極的に敵を祝福しましょう。
  『イエス様が十字架を背負って苦難の道を歩かれている』、というを見た時、その人が抱えていた問題がすべて消え去った、というあかしがたくさんあります。

     →    十字架上の7つのことば、   十字架の力・(1)バプテスマのヨハネ

 (追加 2/1)
   「44 But I say unto you, Love(*) your enemies, bless them that curse you, do good to them that hate you, and pray for them which despitefully use you, and persecute you; 」(Matthew5:44、 KJVNKJV

   「しかし わたしはあなたがたに言います。 あなたの敵を愛しなさい。(* Love大文字:聖霊様によるアガペーの愛) あなたを のろう者を祝福しなさい。 あなたを憎む者に 良くしてやりなさい。 あなたを意地悪く利用したり、迫害する者たちのために 祈りなさい。」 (マタイ5:44、・・・ 太字部: 本来のビザンチン型ギリシャ語写本による訳。 cf.口語訳、新改訳等では意図的に削除されている!

     →    聖書改ざん修復(3) の11) NEW



    律法  →  十字架  →  復活  というパターンで 神様のことが進められていきます。 敵は「愛」については真似することができません。(Tヨハネ4:8) 肉によらず、聖霊様によってこのように祈るならば、神様の栄光が豊かに開かれます。(エペソ6:18、ローマ8:26) は、わたしたちが祈る前から すべてのことをご存知であり(マタイ6:8)、主は 私たちの心だけを見ておられます。(Tサムエル16:7) 正しいさばきは のものです。(詩篇19:9、マタイ7:1) 霊(悪霊)には立ち向かえ、人は愛せよ。(ヤコブ4:7、マタイ19:19)

  また、不信仰になって、私たちの方から の力に制限を加えてはならないのです。 御子イエス様は創造主の「神」です。 御子イエス様に すべてが渡されています。 イエス様が「うん」と言われれば、すべてOKです。(もし、”うん”と言われなければ、その原因を主に示していただきましょう。)

    は言われます。 ・・・ 「私に できると、信じるか?」 (マタイ9:28)



   「心の貧しい者は幸いです。 神の国は その人のものだからです。」(マタイ5:3)

  「へりくだり」という点で、日本人はよく”謙遜傲慢”だといわれます。”出る杭は打たれる” cf. アメリカでは”出る杭は伸ばす” 信じることや、あることを勧められて”わたしなんか とてもとてもできません・・・”と自己卑下気味に言うと、日本ではその人は謙遜な人だと勘違いされます。

  「心の貧しい者」とは、神様無しでは一歩もやっていけない状態の人です。 キリスト者の成長は、成長すればするほど、神様との関係が親密になり、ますますイエス様により頼む状態になります。 逆に、”私は自分で良し悪しを判断するから、神様なんて要らない”、”神様から独立する”などと言うと、これが、「原罪」の性質です。 一般の考え方と全く逆で、神様により頼むほど 成長し、へりくだっている、ということになります。
  主は「ことばの神」です。 こちらから、へりくだって主のことばを求め、それに聞き従うならば、速やかに、「神の国」が地上に、私たちの身近なところに到来します。





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