4. 超能力・ニューエイジ・仏教(哲学) ・・・ 意識の話
以前はやったオカルト、テレパシー、超能力、気功、念力、瞑想、積極思考、超心理学や、仏教などのアジアの宗教哲学は、人の意識とかかわるような科学的根拠があるのだろうか?。(今も、ハリーポッターなどの魔術を題材にした文学も依然として人気があるけれども)
あるニューエイジ・ムーブメントの研究家は、量子力学の解釈の一つとして、アインシュタインが問題提起した量子状態の決定機構に対する答えとして、人の意識が物体に影響を与える事を説いた。 つまり、私たちが精神統一して、物体に念じて動かしたり、精神を整える事が即私たちの環境に良い影響を与えるかもしれないなどと、主張していたのである。
(”色即是空”、”なせばなる!”、”信じる者は救われる!” ・・・ (注)最後の一句は真実です)
では、はたして私たちの意識は、物質や環境に少しでも影響するのだろうか?。
1989年ノーベル賞物理学者ブライアン・ジョセフソンは興味深い実験をまとめた。 電子回路の小さな電流値が人の意識によって変動を受けるかといったような、心理学などの分野に公的に報告された実験群(実験325、論文152)を統計処理したものである。
しかし、その結果は、否定的で、”人の意識”はほとんど何も”物体”や”他人の意識”に遠隔的に影響を与えることはない、というものだった。
・・・ 要するに、人は思い通りに行かないものであるということ!
→ (参考) 意識論解釈
(まったく味気ない結果ですね。 もうちょっと何か出てくればおもしろかったのに。 彼女に念を送って、ちょっとこっちを向いてよ、とか。(彼女曰く、”なんか ほっぺがかゆいなあ”))
そうですね。 超能力とか、テレパシーとか、意識だけで人や環境に影響を与えるとかできたらおもしろいですよね。人間はやっぱり超自然的なものに引かれるんですね。
でも、キリスト教のいくつかの教派では、奇跡とか、預言とか、いやしとかを認めて行なっていますよ。これらの特別な能力を”カリスマ”といいます。まだ、やっていないところもありますが。 よく、海外からの伝道者を招いて集会をやっている教会もあります。今日本でさえも少しづつそれが起こってきていて、それはイエスキリストの名前に対応して起こるんですよ。
(気功が流行ったとき、それは”気のせい”だったんですね。 すると、転生輪廻を主張する仏教哲学などは、物理的根拠が全然ないんですか。なにか深い意味があるかもしれないと思っていましたよ。)
キリスト教の考え方は、禅や仏教哲学や気功のように、自分で苦労して精神統一するのとは逆で、自分ではなく、ただ、神様がすべてのことをしてくれると信じるものです。 神観も、”宇宙の意志”とか”人類共通の無意識”といったようなあいまいなものではなくて、はっきりとした”唯一の人格神”なのです。