(2) イスラエルの教会(2人の預言者);


 @ 教会の形態とその働き;

 異邦人の完成(ロマ11−25)の後、速やかにイエス・キリストを信じる群れが起こされる。(ロマ11−24、ゼカ3−9) そして、イスラエルには油注がれた強い二つの教会ができる。(燭台=教会(黙11、黙1−20))

 その教会には、南のユダ(ユダ族とベニヤミン族の2部族)のみならず、北イスラエルの民(失われた10部族)の救われた者も加えられているはずである
 総計14万4千人、各部族が12000人×12部族。(黙7−4〜8)

  cf. ゼカリヤ書では、2本のオリーブの木(祭司ヨシュアと指導者ゼルバベル(ハガ1−1、ゼカ4−12〜14))と一つの燭台(南のユダのみ)

 そして、直接主の御前で仕え、全世界的な聖霊の源泉(油の子、聖霊に満たされた者)となる、2人の預言者(2本のオリーブの木)がそこに立てられる。(この時、異邦での新しい聖霊の風はすでに止まっている。(黙7−1))
 その後の全世界(黙11−9)でのあかしの記事からすると、彼らは、モーセとエリヤの本人たちであるか、あるいは、彼らと同じ霊性の人たちである。(主が来られる道をまっすぐにした、バプテスマのヨハネ・・・「エリヤの霊と力主の前ぶれをし、・・・」(ルカ1−17、マラ4−5、6)、 変ぼう山(ヘルモン山)でモーセとエリヤが現れイエス様と「イエスの御最期(エルサレムでの十字架の死と復活と昇天)について話していた。」(ルカ9−31))


 ・ 天の秩序として、イスラエルの教会の守護天使は2人であって、ミカエル(黙12−7)ともうひとりはガブリエル(ダニ8−16、9−21)である。
 「あなたがたの君ミカエルのほかには、私(ガブリエル)とともに奮い立って、彼ら(ペルシャの君とギリシャの君などの、エルサレムを蹂躙した7つの大きな悪霊)に立ち向かう者はひとりもいない。」(ダニ10−21)
 ミカエルはサタンを天から追放する。その結果、地(=イスラエル)と海(=異邦)に災いがもたらされる。(大患難期)


 ・ 2人の預言者は、主イエスの証人として小患難期の3年半の間、全世界で主のさばきの一環として(5番目のわざわい)、主のさばきあかしする。(口から火が出て焼き尽くす、3年半雨を降らせない(=エリヤ)水を血に変える(=モーセ)、他のあらゆるしるし(黙11−5、6))

 ・ その後、反キリストと戦って殉教し、エルサレムの大通りにさらされるが、3日半の後復活し天に昇る。(イエス様の死と復活のあかし男の子=おそらくユダヤ人クリスチャンの14万4千人も共に)
 その直後、イスラエルに大地震が起こる。

 ・ この時、残りの、ユダヤにいるクリスチャンたち(=女)は、荒野の方へ逃れる。さらに、サタンの追跡があるが、地がその軍隊を地割れなどで飲み干し、大わしの翼(奇跡の力)によって移動し(黙12−14)、そこで大患難期の3年半の間神によって養われる。


    【 参 考 】; カトリックについて 


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