終 末 論
・・・・・ 3福音書を中心とした終末論
(患難期後再臨について)
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1. 患難期と再臨の位置付け
2. 各時期に起こる事柄
3. 救い(携挙)の時期
4. 反キリストとは?
5. 終末時への備え〜福音書からの祈りの課題
1. 患難期と再臨の位置付け
現在のキリスト教界における終末観は、その基本的土台として、いわゆる”患難期前再臨説”が主流になっている。
すなわち、反キリストが全世界を支配し、キリスト者をすべて抹殺しようとする3年半の大患難期が来る前に、イエス・キリストの空中再臨があって、備えのできているキリスト者のみ(大部分のキリスト者)を空中に引き上げて救う(携挙する)というものである。
しかし、聖書の記述を普通に(解釈を複雑にせず単純に)読むならば、”患難期前再臨説”は、人間的願望が説になったようなものであり、いくら各教会・教団の教理や信条に組み込まれているとはいえ、聖書的に正しいものであるとは言えない。(聖書が唯一の正しい答えを与える判断基準であるとの立場をとるものとする。)
この事を、最も基本的な終末時の流れを表している”3福音書(共観福音書)”をベースとして、終末時に起こる事柄、特に、イエス・キリストの再臨のおおよその時間的位置付け(もちろん正確にはわからないが)、および、主の警告について読み取ってみる事にする。
また、このベースの上で、黙示録や各預言書を考察してみた。
* 3福音書の終末時の記述個所;
マタイの福音書 24章
マルコの福音書 13章
ルカの福音書 21章
福音書の他の箇所はよく説教がなされるのに、この箇所は最も誰でも読むべき”福音書”に書かれているにもかかわらず、上記の説により、引用箇所として避けられる傾向にある。
しかし、ここにこそ、終末の最終的な大リバイバルとすべてのキリスト者に対する重要な警告との記述が凝縮しているのである。
「まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現れなければ、主の日は来ないからです。」
Uテサ2−3