量子力学と神の奇跡 ・・・ 神による天地創造の証明の試み

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 カリスマ系のキリスト教会やクリスチャンにとっては、奇跡はそれほどめずらしくない現象である。具体的には、いやし(癒し)*、奇跡**、預言などのいくつかの分野に及ぶが、これらの奇跡を体験したり、言及されたりするものである。そして、これらの奇跡はイエス・キリストの名前と対応付けられて現れる。
         
 物質が突然無から出現する(あるいは消滅する)事は、物理学の質量やエネルギーの保存則からすると決してあり得ないことである。また、出現した物質がまわりに与える影響は、古典物理学的にも、位置、速度、加速度、重力場、電磁場、エントロピーなどすべての物理量に影響を与える。
 それどころか、最近の量子力学の結果から、奇跡は、超光速で空間を超えて全宇宙の摂理を作り変えるということを伴うのである。
         
 以下、すでに公表されている量子力学の二つの実験結果(2光子偏光実験、遅延選択実験)、及び、EPR問題に対する唯一の無矛盾な理論(町田・並木理論)に基づいて、奇跡が存在するとどういうことになるかについて論じてみた。


 1. EPR問題提起

 2. 最近行われた二つの実験結果
        (1) 2光子偏光実
        (2) 遅延選択実験

 3. 町田・並木理論

      町田・並木理論の詳細
          (1) 統計作用素の基本的性質
          (2) EPR現象の記述

 4. 実験と理論の統合(まとめ)

 5. 正しくない理論について
        (1) タイムマシンの理論
        (2) 意識論解釈(強いコペンハーゲン解釈)

 6. 奇跡の存在の意義

 7. 科学から信仰へ
        (1) 現れてきた神
        (2) 神の聖なる性質の程度
        (3) 神の愛 ・・・ 福音(良い知らせ


    ・ 参考文献

    ・ 創造論の傍証
          1) 生物学的なもの
          2) 宇宙論に関するもの

    ・ 聖書のことば(抜粋)

    ・ 相対性理論(概要)
    ・ 今までの量子論解釈
    ・ わかりやすい科学概論
    ・ ヨーロッパ合理主義の流れ


  * いやし ・・・ 病気に対する人体に備わっている自然治癒能力を奇跡的に引き出し、その時間を短縮して瞬間的にあるいはすみやかに治癒がなされる現象

  ** 奇跡 ・・・ 全くの無から有の創造


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